2020年、自宅用LED照明をアップデートする良いタイミング

LEDもだいぶ普及してきて、以前は演色性の問題もあったのだけど、昨今は性能の良いLEDも手頃に買えるようになりました。光の質(拡がり方)にはまだ違いがあるのですが、そういうのは裸電球と比べなければわからない程度です。

LEDのメリットに消費電力の少なさがありますが、これは裏返せばLEDの数を増やしても消費電力が上がらないということです。なお、消費電力(mA)は日本国内の場合、電圧(V)が100Vなので、ワット(W)で決まります。理科を思い出しますね。で、だいたい電球は40W、60W、100Wなどがあったのですが、LED電球ではこれに相当するのが5Wとか12Wとか、そんなもんです。

ダクトレール

そんだけの消費電力なのにいつまでもシーリングライトである必要もないということで、ダクトレールを購入しました。カフェとかショップとかで使われてるやつですね。ああいうオサレなのがLEDの消費電力の少なさのおかげで自宅でもできるようになったわけです。また、シーリングライトは部屋を均一に照らしますが、ダクトレールは部屋に光の濃淡を作ることができます。局所的に明るくしたり、暗くしたり。光の調整ができるのがメリットです。上の写真では5個つけていますが、明るすぎなので少し減らそうかと思っているくらいです。

色んなメーカーから出てますが4000円〜7000円くらい。1mと1.5mがあります。当然、1.5mのほうがたくさん照明をとりつけられます。こういうダクトレールって、ショップではスポットライトをつけて什器を照らすイメージも強いですが、レール用のものは何でもいけます。普通のペンダントライトをつけるアダプターも安価で売ってます。

これにレール用のライト(シェード)とLED電球を買えばよいわけです。口金のサイズだけ注意ですね。僕はよく普及しているE26を選びましたが、よりスポットライト的に使いたい人はE17とかE11を選ぶといいんじゃないでしょうか。

シェード

シェードは写真でいうところのストロボのリフレクター。これがないと光が拡散しすぎて光の指向性がなくなり、よくわかんなくなります。あと光源が眩しいです。なぜかシェードの中まで黒く塗装されているのも中にはあるのですが、これはしっかり白で塗り分けられています(当たり前だけど黒いと光を反射しない)。

LED電球

最後に光を選びます。LED電球ですが、はっきり言って大手の国内メーカーは高価な割に機能も絞られます。選択肢が多いのってAmazonなんですよね、残念ながら。

僕はLED電球選びで最も大事なのは演色性と思っています。演色性がよいということは生活のQOLが上がることだと思っています。これは色の再現性でRaという数字で表記されますが、90あるとよく、最低80は欲しいところです。撮影用だとRa自体は95程度はあって、他にR9とかR12という数値も気になるところですし、もっと言えばスペクトルを測定すればより厳密なのですが、まあ、そういうのを気にしだすとキリがないです(高価にもなる)。

また、LED電球では調光(明るさを調整できる機能)、調色(光の色を調整できる機能)もありますが、それぞれ使う部屋や生活の単位で選ぶとよいかと思います。雰囲気がいい電球色も、色を正確に観たり、掃除などには不向きなので調色ができるとよいという意見もあります。演色性がよいということは生活のQOLが上がることだと思っています。

で、タイトルに戻りますが自宅用LEDを『今』アップデートするのがいい、という理由は調光、調色の機能も備えつつ、演色性も備えたLED 電球がここ1年くらいでようやく買えるようになってきたなという思えてきたからです。オススメのLED電球を以下にラインナップします。

VENTOTA リモコン式 調光調色 LED電球 Remote Bulb Ⅱ

価格含めてイチオシのLEDです。Ra85ありつつも、調光、調色可能。しかもリモコンで4チャンネルに割り振ることができます。明るさも十分。しかも、ここ、日本国内の企業なんですよね、応援したいです。今のとこ在庫がない(2020年6月頭現在)のですぐ欲しい人は残念です。

あと勘違いされやすいのか、注意書きにもありましたがアレクサやグーグルホームなどには対応してない、普通のリモコンです。違いを後述しますが、スマートホームの電球が不要な人にとってはひとつの理想形と言えるでしょう。

Philips Hue ホワイトグラデーション シングルランプ

この手の照明の走りはPhilipsでした。フィリップスらしく、見た目もかっこいいです。最新のこの電球はスマートホームだけでなく、Bluetoothでも接続可能なところが他にない特徴です。他に比べて価格が高めですが、その価値はあるかと思います。

エジソンバルブ

LEDながら、白熱電球らしさを再現したエジソン電球。調色はできませんが、スマートホームと接続することで調光可能なタイプです。エジソン電球は白熱電球が好きでLED化に踏み切れない人には本当にオススメです。

1600万色調色スマートホーム電球

最近、Amazonでよく売られているタイプの電球。スマートホームと接続し、調色調光します。通常、調色可能なLEDは電球色〜昼白色の黄色から白までのものが多い中、このタイプは赤とか青とか、そういうのも作れるのが特徴です。

我が家も和室で使っています。昼だと明るさが足りませんが、夜はダンスフロアにもなります。したことないけど。

電球自体の純正アプリもありますが、これをアレクサに繋ぐと本当に色々できます(ただしアレクサにつなぐと色が細かく調整できない等のデメリットもあります)。我が家の例ですが、アプリで『照明を赤にし、明るさを40%にし、鬼を呼ぶアプリ起動』という定形アクションを試しに作りました。夜、言うことを聞かずにいつまでも寝なかった娘らに使ってみたところ、部屋から全力ダッシュ+大号泣というわかりやすいコンボを決めました。「こいつは・・・強力すぎる!!」と感じたので2回ほど使った後は封印しています。

なお、これ系の電球はAmazonでかなり種類が売られておりおそらく殆どが中国のメーカーです。何故か位置情報をオンにしないと起動しない、というアプリが中にはあるため、心配な人は注意したほうがよいでしょう。


追記 : リモコンを使う照明の中には技術適合を取得していない商品もあるようです。要注意です。無線と技適については以下の記事に詳しく書いています。

2020-06-02 | カテゴリー 日記 | タグ

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