新世代のドローン、Inspire 3とMatrice 30を同時に導入しました。

前回、フリーランス(個人事業主)のギャラについて書きました。会社の形にして1年、個人事業主の延長として動いてきたこれまでとは少しずつ変わってきているなと実感していることもあって、最後の書き残し、もしくはメモのような気分で書いたものです。

法人化すると変わります。経理。お金がとにかく複雑になりました。法人化したら税理士必須というのは嘘ではありません。経理が複雑になるということは、悪いことのようにも思えますが、その反面、よいこともあります。例えば、今回ドローンを2機種同時に導入したこと。

僕は業務で長らくDJIのPhantom4PROそしてPhantom4PRO V2.0を使っていました。そして、前者をサブ機として、V2.0の方は今も使っている機体です。ちょっと古めの機体ですが、理由を聞かれて答えると、ドローン触っている人は納得してくれます。最大の理由が、自動飛行機能をよく使うことです。自動飛行機能を持ちつつ、撮影のレベルが高いドローンって実はほとんどありませんでした。

ところが、ちょっと前から自動飛行機能のアプリがサポートされなくなりました。厳密には全然使えているのですが、メーカーが更新を止めます、とのアナウンス。今は問題なく使えますが、今後iPad側のアップデートなどの問題でアプリが使用できなくなるようなことになれば合わせてアプリを更新することはないですよ、とのことです。

というわけで、その日がいつ来るか、いや来ないか、その保証すらないため、去年辺りからずっと新しいドローンを探していたわけです。

◎必要な機能
・焦点距離24mm(35mm換算)をよく使う(自動飛行機能はついているMavic 2を選ばなかった理由です)
・自動操縦機能(最新のMavic3にはない機能です、厳密にはアップデートで追加されましたが、完璧ではありませんのでMavic3は候補外)
・撮影、カメラ機能が十分であること(自動飛行機能はあるが、カメラ性能がイマイチな産業用の機体が候補から外れました)
・都心で飛行するのでそこそこのサイズ感で収まること(SONYのデカいドローンが候補から外れました、ついでにバッテリーの持ちの悪さも候補から外れた理由)

◎加えてPhantom4PROでは足りなかった機能を補えるとなおよいです
・できればRTK機能がついていること(飛行時のGPSの誤差が数cm単位まで厳密になります)
・GPSのつかみがよいこと(都心だと十分な数のGPSを掴みきれないまま離陸せざるを得ないこともありますが、飛行の安定性に繋がりますし、これまでは自分の操縦技術で補わざるを得なかったところです)
・動画で最低10bit以上が収録できること(Phantom4PROは8bitで、どうしても階調の幅が狭い感じがあります)

そして、これを全て満たすのが今回導入したInspire 3でした。

サイズは二回りほどこれまでより大きくなりますが、それと引き換えに離着陸時の安定感が強いです。やはり大きいことは安定につながるのでしょうか。

レンズは交換可能。3本注文しましたが、とりあえず在庫の問題で手元にあるのは2本です。また、ドローン用とカメラ用で操縦を別にすることができ、そのための追加の操縦機(プロポ)も注文中です。

離陸すると変形します。スペックは公式サイトにあるので省きます。高価ですが、主に飛行においてその価値を感じます。写真と動画の結果だけだといわゆるコスパは悪いです。特に写真においてはこれまでから大きく画質が改善した、ということはないので(もちろん差は感じられます)。細かいことはもう少し飛行経験を積んだら書きます。

そして、同時に導入したもうひとつは同じくDJIのMatrice 30。こちらは産業機です。

なので、画質は正直なところ、これまで使っていたPhantom4PROに劣ります。一方で飛行時の性能などはInspire 3に近いところがあり、低空時でも安定した飛行、GPSの掴み具合もよい感じです。

本来、点検などに使われるドローンですが、これを撮影に使うメリットは望遠が強いこと(ズームがついている)と、耐水性があるため、雨の日に飛行できるところです。

こちらも細かい点については後日また書こうと思いますが、普段はInspire 3、雨の日、荒天時はMatrice 30を使用、といった運用方法になるかと思います。どちらもケースが付属していて、運びやすいのもいいですね。同時に車に積み込め、現地でそのまま展開する、ということができます。

2023-07-23 | カテゴリー ドローン | タグ

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