イモリのアクアテラリウムをリセットしました2018
以前のアクアテラリウムがキノコも生えてくるくらいにナチュラルな環境だったのですが。
さすがに草が生い茂りすぎたので日々の無精を反省し、心機一転、リセットを行うことにしました。
最初にアクアテラリウムを組んだのは2015年4月のことでしたから、早3年。石の上にも3年。
一年半前にリセットを行いましたが、今回はより本格的なのを求めました。
アクアテラリウムの講習会にも出ました。奇抜なことに挑戦するにも、基本ができてこそ。講習会でもらったテキストを元に、いま手持ちの石やら砂でどう組めるかデザインし、アイデアスケッチもしました。
しかし、あいにくなことに僕のデッサンやスケッチスキルは素人並み。よくデザイン専門学校でたな、と自分でも思うくらいの絵心のなさで、一年生のときのデッサンの授業では後ろに回ってきた先生に「君、下手だね」とアドバイスですらない一言に未だ残る深い傷がつき、そもそも入試のときに(後日開示できた)色彩構成92点に対し、デッサンは10点台というRPG並みの特化型パラメーターの振り方をしてしまった自分に気づいた結果が今であり、今回のスケッチも妻に「なに描いてるのかよくわからん」という有難いコメントをいただきまして、うるせえラフスケッチなんて自分がわかりゃいいんだよ。
ほんでそのラフ過ぎるスケッチを元に土台から組んでいきます。土台は石を積み上げていく途中でガツガツ切っていきます。水草はリニューアルしました。ウィローモスという便利な苔だけ残しました。
アクアテラリウムを組み上げるのには色んな方法があると思いますが、僕が今回とった手順としては
- デザイン検討
- 不足の買い出し(今回は水草と砂利とスタイロフォーム)
- 現状の水槽から生体を避難(イモリとエビと貝)
- 現状の水槽から水を抜く(ただし、1/3ほどはバクテリア残して使う)
- 現状の水槽から石や水草、砂を取って空にする
ここまでが事前段階。壊すだけなので楽です。次に
- スタイロフォームを切って貼って土台作り(水に入れるものなので接着剤に注意)
- 底面ろ過装置(これが滝になるが今回は分水して湧き水をイメージ)を設置
- 砂地を作る
- スタイロフォームを切りながら石を組み上げる
- 土台が見えているところに植物を配置
そんな感じでこうなりました。今回、陸上植物に使ったのは苔。前のワークショップで作ったものを再利用しつつ、少し買い足して作りました。イモリのアクアテラリウムは脱走防止にフタが必要で、そのためにある程度高い湿度を維持できるのも苔にとってはメリットです。あと苔は水草に比べて安価ですし。
けっこう写真的には映えていますが、いまだ土台がチラ見えします。そこは今後の植物の生育に任せる感じです。ウィローモス以外の苔は生育が遅いので他の植物に任せます。
次に、分水します。ろ過装置で組み上げた水を湧き水風にホースを配置します。陸上に植えた植物に水が行き渡るようにしておくのですが、これがなかなか難しいです。ホースが見えるところにはウィローモスなんかを巻きつけて今後の生育に任せる感じです。8本に分水していますが、水が行き渡っていないところが今後判明するかもしれないので1本は予備でとっておきました。
最後に前に使っていた水でとっておいた1/3を水槽に戻して、エビ、貝、イモリを戻して完成です。全体はこんな感じ。
メインの陸地とサブの陸地を7:3くらいで作ってV字型の配置を変型的にしました。砂地も斜面をつけています。
イモリが水中、陸地どちらも移動することを考えるとなかなか楽しいアクアテラリウムになったのではないかなあと思っています。よく移動してくれてます。新しくレオパを飼い始めたことに危機感を感じてアピールしだしたのかもしれません。
なかなか写真映えしてくれると思います。
早速できた悩みとしては
- イモリが陸上を歩くときに苔を水中に落とす
- 水中を歩くときに植えたばっかりでまだ根付いていない水草を引っこ抜く
- 全体が立体的な構図のためどこに餌を投げればいいか悩む
- イモリが土台の裏側に隠れて行方不明になることがある
とキリがありませんが、ひとつずつ解決しながら最終的な完成形に向かっていきたいと思います。
また、やりたいと思いつつも今回挑戦に至らなかったのが2点。
- 壁面の緑化
- 多肉植物の配置
壁面の緑化は吸収性のよいスポンジ的な素材に植物を直接植えて、分水してやることでできるらしいです。パルダリウムというこれまた別世界でよく見られます。
多肉植物は実は根を整えてやることで水耕栽培もできるとか。分水に初挑戦だったことと、苔とマッチしなさそうだったことで、今回は見送りました。次回、はいつになるのか、数年後になるかもしれませんが、アイデアを温めて挑戦するつもりです。ほんでは、また。
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