ドローンとトンビはどう違うのか

三浦半島の先っぽ、城ヶ島へ行って撮影してきました。

ドローンをバビューンと飛ばしたり。当たり前ですが、太平洋は風が強いです。平地で今日は風がないからラッキーだな、と感じるくらいで海だとギリギリ飛ばせるくらいです。上の写真でわかるとおり、樹木の角度が長い年月を経て大変なことになっています。

しかし、今回は風よりも怖いのがいました。トンビです。たくさんいました。ドローン墜落の原因のひとつ、バードストライク。同じバードストライクでも飛行機だと一方的に鳥が負けますが、ドローンだとおそらく相打ちでお互い墜落するはず。安全に安全を重ね、安全と思う距離からさらにふた回りほど距離をとってフライトさせましたが、何があるかわからないのも撮影の常。不安は残ります。

お互い配慮して飛行しましょうぜ、と祈りながら飛ばしましたが、あいつら遠慮ってもんを知らないのな。なぜそんなに自分の進行方向に実直なのか。そんなんじゃお前ら、新宿とか渋谷歩けないぞと忠告して差し上げたいです。

しかし、よく観察するとトンビの中には枝をくわえて林の中に突っ込んでくものもあります。そこで気づきました。巣を作ってるようです。動物とヤンキーとポケモンGOやってるやつの縄張り意識はヤバイ、と聞いたことがあります。

また少し飛ばしてるとだんだんトンビの飛び方がわかってきました。トンビは羽根で僕は2.4GHz帯で空を飛ぶわけですが、その違いは結構あるなと思いました。

まず、トンビは空中で自由が効かないことが挙げられます。風に乗って飛ぶわけで、ちょっとした強風で煽られてフラフラしてました。一方のドローンは余裕でホバリング。トンビのやつ、風に煽られてやんのwww

トンビは頭が向いている方向にしか飛べませんが(当たり前)、ドローンは縦横上下、自由に移動できます。それで、大体のトンビの軌跡が予想つくので回避すべきかどうか判断つきます。

驚いたのはトンビの滑空の速さです。とても速く下降します。ドローンはトンビのような速度で下降はできません。ただ、直進だけならドローンのほうが最高速度は出そうです。

(上のはドローンで撮影した写真)

突き詰めて考えればトンビはVTOL(固定翼ドローン)と同じ原理なわけで、両者の違いを勉強できたフライトになりました。トンビたち、ありがとう。

2018-03-13 | カテゴリー ドローン | タグ

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