完成!ぼくがつくったさいきょうのへんたいカメラ!
これまでのあらすじ
- Nikonのリバースアダプター、またよいものを買ってしまった……
- 生まれて初めてPENTAXのデジカメを買いました
- なぜ今さら!COSINAの銘玉レヴュー、20mm F3.8は摩訶不思議レンズ
- レンズにカメラが付いているカメラ、つまりカメラ付きレンズ
これらを組み合わせた結果が上の写真です。何を撮ったかというと、iPadです。あまりにも接写すぎてiPadの素子が撮れたのです。きれいにRGB、赤緑青の光の三原色が並んでいますね。
カメラはこれ。PENTAX Q7にリバースアダプターとマウントアダプターをつけてNikonの20mmを装着しています。計算上では16倍ほどの拡大で写っているはずです。
横から撮った写真です。まだわかりにくいので分解します。
左から、PENTAX Q7にNikonレンズを装着するマウントアダプター、それにリバースアダプター「BR-2A」をつけて接写ができるようにします。リバースリングは径が52mmです。コシナの20mmのレンズは62mmの径なので、真ん中の黒い輪っか、ステップダウンリングを介して20mmのレンズをアダプターに装着します。最後に、コシナの20mmの後玉を「BR-3」で保護して完成。「BR-3」にはレンズ保護フィルターをさらにつけてます。以下、作例です。
ボールペンを撮りました。ボールペンの先がボールであることを実感できる一枚となりました。
たたみを撮りました。すごいマクロなので被写界深度がものすごく浅いです。ボケボケです。
キーボードの「J」を撮りました。Macのキーボード、表面がつるっつるに見えますが、案外でこぼこしています。
ポスターを撮影しました。印刷物が点の集合で表現されていることがすごくよくわかります。
欠点としては手持ち撮影がまず無理なことです。三脚を使うなりしてカメラを固定しない限りはまずピントが合ってくれません。1mmずれたらピンボケです。動いているものを撮影するのもほぼ不可能です。
上の写真はそれでも、と手持ちでがんばってみた結果ですが、その場合、最低でもISO1600の高感度撮影になるので、このセンサーの小さいカメラでは色の出方など、少々厳しいものがあります。今後、それをカバーするためにライトをつけていく予定ですが、ピントを確認するためにストロボではなく、LEDの定常光もいいんじゃないかな、と考えております。
以前、一眼レフなどのレンズ交換式のカメラのメリットはその汎用性だ、と書きましたが、このカメラはその一方向への究極進化だと言わざるを得ません。
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