2020年8月2日(日)

開放はF4.5。4と1/3で、お世辞にも明るいとは言えない。しかし、この明るくない単焦点レンズというのは玄人好みで、開放からしっかり解像するイメージがある。事実、このレンズもそうだ。どちらにせよ、MFでファインダーを使えないこのレンズではピント位置は目測になるし、何よりヘリコイドが硬い。絞って使うことが多くなる。逆に明るい開放値を用意されても困るというものだ。

これが理由で、実際の使用の場面ではAPS-Cのカメラとすごく相性がよい。パンフォーカスを狙いやすいF値、換算約22mmの画角は15mmに比べ広角〜準超広角(変な単語だが)の扱いやすい画角であることが挙げられる。APS-Cのため、端まで解像している。あまり解像などをシビアに見る性質ではないがf4.5とf8で撮影した結果を見比べるのは難しい。

ただ、デジタルカメラの特性で、フィルム以上に周辺光量が落ちる。これはデジタルの性質の問題なので絞っても改善せず、仕方ないので味として楽しむしかない。撮って出しはあまり好きではないが、モノクロで撮影するといきなり鑑賞に耐える画が仕上がってしまうこともある。

2020-08-02 | カテゴリー 写真日記 | タグ

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