挑戦!ドローンで赤外線写真。

赤外線写真とは

写真やってないと服が透けたりとかそういう悪いイメージ持たれがちな赤外線写真。実は光の原理を知ってないとできない面白い撮影なのです。我々人間が普段見ている可視光線をシャットアウトし、赤外線だけを写真で捉えよう、という写真です。そのため、被写体によっては普段とは全く違う世界を見られます。

デジカメと赤外線写真

一般的なデジカメは赤外線をカットするフィルターがついています。写りに影響するからです。特に最近のデジカメほどそのフィルターは高機能。昔のデジカメのほうが赤外線写真には向いているんですが、上げられるISO感度が低かったりです。どのカメラがどれだけ赤外線を通すかはやってみないとわかりません。IRカットフィルターを外す分解などに挑戦する方もいるようです。最近のデジカメはBluetoothとかついてるので、技適大丈夫ですかね。

次にIRフィルターを買います。IRフィルターは可視光線をカットし、赤外線のみ通すフィルターです。デジカメのついているIRカットフィルターとは真逆ですね。

今回はドローンで撮影ということで、Phantom 4 Pro用の標準フィルターを買いました。で、上のIRフィルターを切って貼ります。

接着剤はSUを使用。学生時代、接着剤を色々試してたんですが、このSUはほんといいですよ。一家に一本、ぜひ。

赤外線写真

iPhoneのカメラ部分につけてテスト。電球も赤外線を出しているのがわかります。怖いのは光漏れ。少しでも隙間があると台無しです。

実写

IRフィルターをつけると前述した特性ゆえに、極端に露出が落ちます。真っ昼間なのに絞り開放、ISO6400、シャッタースピードも1秒近くなんて当たり前です(むしろ赤外線が豊富な日中昼間晴天時でしか撮影できません)。Phantom 4 Proでやろうとした理由はこれで、1インチセンサーの高感度耐性がないと無理でしょう。あるいはMavic 2 Proですかね。

ドローン赤外線

撮影時は真っ赤ですが、通常はモノクロに処理します。木が白く、空が黒く写ります。ただ、この木はイチョウなので普通のモノクロ写真に見えてしまうのが失敗でした。シャッタースピードは1/2秒とか。Phantom、ホバリング頑張った!どうせNDがほぼ必須なドローン。このIRフィルターも常に携帯し、向いている場面では積極的に使っていこうと思います。

2019-12-12 | カテゴリー ドローン | タグ

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