Godox V1、シンガポールから届きました。

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今日は大雨です。手持ちの純正クリップオンストロボを一灯、処分してチャイナでGodox V1を買いました。今週末使ってみたい仕事があるので、テスト兼ねて早めに届いてほしかったところ、本日受け取れました。海外発送はほんと不安ですね。早速、開封してみると箱がひしゃげてました。チャイナかよ!

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中身。なぜか海外用のコンセントの変換器がついているのと、レンズクリーニングペーパー。よくチャイナカメラ用品についてくるウェスではなくなったことに驚きを隠せません。

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個人的に魅力を感じた機能の一つがマイナス方向にヘッドを振れること。天バンとか、カメラを下向きにしたときに便利。これまでのクリップオンストロボだと一度ヘッドを180°回転させたあとにヘッドを振る必要があったので、手間でした。クリップオンストロボを使うときは撮影のテンポを求められるときが多いので、これはかなり有利です。ヘッドを動かす感覚も安っぽくなく、快適です。このフィーリングのよさは意外な点で、よくここまで作り込んだなぁと感心しました。

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それと、クリップオンストロボでありがちなバッテリーが単三電池式ではなくてリチウムイオンなのもいいと思ってます。純正は未だに単三電池です。単三電池もいいんですが、リチウムイオンだとより長時間持つんですよね。パワーパックが要らない。バッテリー取ると空洞になってるのは驚きでした。

操作パネルはややめんどい。純正のクリップオンストロボのような操作性です。逆に言えば純正のクリップオンストロボを使っていればなんとなくで使えてしまいます。あとTTLだと1/3なんですが、マニュアル発光だと1/10刻みで発光できるのは面白いです。スタジオじゃないんで、そこまでシビアに調光しないですけどね。最小は1/256。

実写。先日完成させたプレミアムバンダイ限定のF91です。D850に先日買った60mm Micro。

TTL、調光補正±0で打ちましたが、アンダーですね。前も書いたかもしれませんが、Nikon D850だとサードパーティー製のストロボのTTLがExif上で-0.7されています。これはGodoxだけではなく、Profotoでもそう。なので、D850側の問題なんですが、ずっとNikon行ってないんで聞けていません。多分わかんないし。

TTLを+0.7に調光。これでExif上だと±0です。18%グレーだと、こんなものかなぁ。後日に純正クリップオンストロボと比較してみたいと思います。

被写体も背景も白なので+1.7補正(Exifでは+1.0)。直打ちかつ近距離なので当たり前ですが、下部に配光のムラが出ますね。

最後に天バン。真上に。

Godox V1の魅力、マイナス方向への天バン。うつむきぎみな顔にまで光が届いています。一方で、真上の天バンだとトップにハイライトが入るのに対してマイナス方向へのバウンスは全体的に低コントラストのフラットな光が回っています。このあたりは好みですね。

次回はAD200、純正クリップオンストロボとの比較をして書きます。

今の所、スペックだけで純正との比較をすれば純正はズームが200mmまで対応しているのが利点です(V1は105mm)。それと、純正のほうがTTLに安心感はありますね。特にNikon純正クリップオンストロボのTTLの安定感は素晴らしいです。

このGodox V1、Profortoが自社製品の特許侵害をしているということでカメラ界がざわついたこともあります。しかし、こうして販売開始されたということは何らかの決着がついたのでしょうか。あるいは宙ぶらりんのままか、裏で動いているか。いずれにせよ、法的な結論が出る前にその善し悪しを決めるべきではないと僕は思っています。社会的、倫理的に様々な批判はあるかもしれませんが、カメラの機能はこれまでも新機能というのは歴史的にパクリパクられてきたものです。その程度の差でボーダーラインは引けるとしても、それは法であって個人の感覚ではないのじゃないかなあと門外漢ながら考えています。どちらにせよ、僕が魅力に感じたマイナス方向への首振りはProfoto、並びに他のメーカーでは現状できていませんので。

2019-05-21 | カテゴリー カメラ | タグ

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