Insta 360 EVOよかったですよ。一家に一台オススメです!
Insta 360 Evoというカメラを買いました。最大の特徴は180°VRでの3D撮影。通常のVRでも没入感は得られるのですが、2つのカメラによる3D撮影だと映像に立体感が加わり、まさにその場にいるかのような臨場感が得られます。この凄さは2次元のwebでは絶対に伝えることができません。撮影した映像をYouTubeなどにアップした上でそれをVRゴーグルを付けた状態でスマホで再生してもらうのが一番手っ取り早いのですが、それだけでもハードルは高いですね。
映像は5.7Kで4Kなんか遥かに超えてますが、360°動画などのVR動画では一度に視界に入る範囲が狭いため、4Kは最低限の画質です。本当は8Kあるとよい、という意見もあるようですが、少なくともPlus系の大型iPhoneで見る場合でも5.7Kはかなりのよい画質でした。ダイナミックレンジも広く見えますし、夕方の逆光でも感じのよい色でした。
スマホ上のアプリでVR再生した状態です。比べてみると若干映像が違うのがわかりますね。頭と後ろの木の位置関係とか、わかりやすいのではないでしょうか。この映像がゴーグル越しだと立体的に見える人間て不思議。
で、3DVRの臨場感ですが、前述したようにまさにその場に居合わせたような映像が見られます。恐ろしいくらいに。特に家族を撮影した動画は数分前の動画なのに、ぐっときます。これ、10年後とか見たらやばいですよ。ゴーグルの中に小さい娘がいて遊んでいるわけですよ。ゴーグル外すといきなり年とってるわけです。いやもうこれ、不謹慎とか敢えて気にせずいいますが、故人の動画が3DVRで残ってたら絶対に号泣するレベルです。遺言を3DVRで残すのも同様に感動ものですね。僕の祖父もどうにか今年まで存命してくれたらなぁと悔やまれます。
そういうわけで、3DVRカメラはやばいです。買いです。カメラの購入相談とかたまに受けますが、今後、「何を撮りたくてカメラ買うんですか、」の質問に「家族の日常」が回答だったら確実にこれ勧めます。このカメラは手ぶれ補正もレベル高いので歩きながらでも全然ブレません。
撮影方法はちょっとコツがいりますね。普通の360°カメラだとカメラ自体がパンする必要がないのですが、180°だと被写体の動きによってはパンする必要が出てきます。VRはもともと視聴中の頭の動きに連動するので、なるべくカメラでパンはしたくないものです(視聴中に勝手に映像が動くので違和感が出てくる)。
さて、ここまで褒めちぎっておいて、一応このInsta 360 EVOも完璧なカメラではないのでそれなりに欠点はあります。しかし、それを差し置いてもあまりある映像の衝撃です。とりあえずのデメリットを箇条書き。
デメリット
- マイクが小さいので音声録音がイマイチ。これを解消するには別途マイクを用意して録音した上で、あとでPCで編集するしかない。
- スマホとの接続に時間がかかる。一眼レフに慣れているとストレスレベル。一応、スマホはプレビューと細かい撮影設定だけなので、ノーファインダーでよければカメラ単体での撮影はできる。
- 三脚兼、手持ち棒を手で持ちながら撮影すると若干手が写り込んでしまう。回避はできない。プレートなんかを噛まして軸を変えるしかない。
- 上と同じだけども、三脚のネジ穴がカメラの中心にない。やはりプレートが要る。自作するしかないか。これは360°モードを無くしても三脚穴は中心に欲しかった。
- 5.7Kなんで容量がでかい。HDDが大量に要る。
- 家族撮るとヤバいとか言っても広角なんで運動会とかの望遠が必要な学校行事には対応できない。
- このカメラというよりもVR全体のデメリットだけど、基本的にゴーグルをつけた本人のみが視聴できるので大人数で同時に楽しめない、視聴環境が限られる。
関連コンテンツ
スポンサーリンク