大きめのビューティーディッシュ、買いました。
100cmのビューティーディッシュ(別称オパ)を追加購入しました。今まで60cmのを持っていましたが、サイズ的に対応できるのは上半身くらいでした。ビューティーディッシュという名称の由来は実に単純です。アンブレラ(リフレクターのこともあり)の中央に照明を反射する皿(ディッシュ)があり、そこに当たった光がモディファイヤー内部で反射され、カサ全体に回った光で被写体に当てるわけです。
その特性として、ライトの芯の硬い光は反射されるが、一応、直射光にはなるためアンブレラほど拡散はせず(悪く言えば散漫とせず)、指向性のある光になるというものがあります。で、その特性がモデル撮影などのビューティー写真にちょうどよいので、ビューティーディッシュという名称になっています。たまに物撮りで使っている例もあります。ソフトボックスに近い光の指向性ですが、ソフトボックスは光の芯が出ます。その違いですね。
こういった照明のアクササリーですが、被写体に近いほどその特徴が表れます(被写体から離れるほど照明は点光源、つまり太陽と同じようになるため)。特にビューティーディッシュはその特徴がわかりやすいため、近いほどいいわけですが、そうなるとモディファイヤーの大きさによっては被写体に光が回りきらないことにもなります。
(子どもでも光が回りきらない例)
大は小を兼ねる。そういうわけで上半身くらいなら60cmで間に合うでしょうが、それでは使いみちが限定的なので追加で100cmを購入したわけです。それで買ったビューティーディッシュの光源自体を撮影してみたのが一番上のカットです。当然ですが、中心にディッシュ部分の影ができます。で、その周りが明るい部分になっています。やや光が落ちて周辺部。このあたりの作り込みが各メーカー腕の見せ所です。このビューティーディッシュは折りたたみがかなり楽で、その分、折りたたみを保持するパーツの影がアンブレラ内部にできてしまっています。キャッチライトで瞳に光が写り込んだのを拡大しない限りは気になるほどではなさそうですが。
で、そこにディヒューザーをかぶせました。全体のコントラストはかなり落ちました。それでも中心部のお皿の影はわかるし、皿の周りと周辺部のコントラストも弱まってはいますが、残っています。このあたりの使い分けが上手いライティングの見せ所なわけです。まだ実写例はないですが、使ったら載せてみます。個人的にはディヒューザーありのほうが好きそう。
収納は折りたたみ式だけあってコンパクトになります。ライトスタンドケースに入ってくれればいいなあと思います。ボーエン図マウントでした。よくAmazonで売ってあるボーエンズアダプタがついてきてました。よくあるのとちょっと違って、持ち手がついてたので、アシスタントを使えるときは便利そうです。最近はAmazonで格安モディファイヤーが簡単に手に入るようになりました。バッテリータイプのストロボも増えてきて、だいぶオフカメラライティングの敷居が下がっている気がします。
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