Nikon Fマウントの銘レンズを、富士フィルムの美しい色のカメラでマウントアダプター

本記事はK & F Conceptの提供にてお送りいたします

妻が中古でX-E2を買って数ヶ月。僕も使いたいぜ貸してほしいぜX-Trans CMOSのフィルム感を味わいたいぜ、という気持ちは日増しに高まりますが、レンズが未だ標準ズームのみです。普段、Nikonでシステムを組んでいるため、なかなか新しいレンズに手を出すのも難しいです。そんなときにはコレ、マウントアダプターです。専門的にいえばマウントの異なるレンズとカメラボディのフランジバックの差を埋める筒でしかないのです。が、たかが筒されど筒。奥が深く、マウントごとの特徴をうまく着地させるデザインがメーカーごとに違います。ガタツキはないか、光がもれる隙間はないか、という作りの精密さがメーカーの信頼性に直結します。

今回、僕の手元に届いたのはコレ。FujiのXマウントボディにNikonのレンズを装着するマウントアダプターです。最近のNikonレンズは絞り環のない、いわゆるGタイプのレンズですが、それも装着できるのが特徴です。さあ、開封の儀です。

その前に一言。今回のブツ撮りは先日手に入れたD850で撮影しています。写真サイズは720×480のwebでよく使われるサイズに縮小していますが、それ合わせて元の写真を等倍に拡大したのがこの写真です。箱全体を撮った写真なのに印刷の目まで見えます。D850の4570万画素のすごさを感じますね。さあ、気を取り直して今一度、開封の儀です。

パカッ!なんと開きました。

エアクッションに丁寧にくるんであります。NikonのAi以前のヘリコイドを彷彿とさせるリングがついていますが、あいにく、これはピントではなく絞りを調節するためのものです。

X-E2に装着。そのままではセンサーがむき出しになるため、ウチに余っていたボディキャップをとりあえずマウントアダプターに装着しています。では、レンズを選んで楽しみましょう。マウントアダプターに同封していた説明書にも『幸福な生活を楽しんでくださいませ』と書いてありました。

フォクトレンダー SUPER WIDE-HERIAR 15mm F4.5

僕がずっと大事にしているレンズで、スナップ写真の鬼レンズ、大事にしすぎて最近あんまり使っていないレンズです。フォクトレンダーのこのシリーズは一眼レフではなく、レンジファインダーカメラのものが有名ですが、これは貴重なNikon Fマウント、一眼レフ用です。レンズ後端を極端に突き出すことで15mmという超広角の画角をパンケーキレンズ並みにコンパクトにしています。これを一眼レフに装着するとバックフォーカスが短すぎるため、一眼レフのファインダー用ミラーに干渉してしまいます。こうした仕組みは珍しいものではなく、昔のNikonの魚眼レンズにもたまにありました。僕はその頃まだ生まれてもないですが。ミラーアップをしないとレンズを装着できないため、ファインダーは真っ暗になります。そのため、ビューファインダーがレンズとセットでついてきます。視差は生じますが、大まかな画角は確認できます。バックフォーカスが短いことで撮影した写真は周辺光量が極端に落ちるのが特徴。特に、デジタルカメラの素子はフィルムと違い、斜めからの光を取り込みにくいため、フィルムカメラで使う以上に周辺光量がゲキ落ちです。レンズの光学的な問題ではないため、絞っても改善しません。だがそれがいい。

かっこいい…X-E2はEVFがあるため、ビューファインダーは不要。むしろ、EVFを使うことで完璧な画角での撮影ができます。焦点距離はAPS-Cのため、約22.5mmになり、広角〜超広角レンズとして親しみやすい画角です。僕も以前はD40との組み合わせで何万枚も撮影したものでした。

実写。いいですね。久々に使ったレンズの、懐かしい感じ。マウントアダプターを介して通常のFマウントよりもバックフォーカスが長いせいか、周辺光量落ちが改善しているような感覚です。

フィルムシュミレーションはASTIAです。やや軟調なフィルムですが、このレンズがもともと硬めの仕上がりなため、ちょうどよいです。レンズ自体もマニュアルフォーカスなため、オートフォーカスが使えない、と不便がることもありません。広角なのでパンフォーカスを目指して撮影しますし。

撮影後、モノクロに変換。風景にもいいです。広角なので、自分の足で被写体との距離を縮める要素が大きいです。もうこの見た目といい、描写といい、使い勝手といい、X-E2との相性が抜群です。一眼レフに比べてスリープからの復帰が遅いことだけが難点です。かといってスリープを解除すると電池の消費がすごいんだろうなあ。。。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

いわゆる小三元のF4通しの望遠ズームレンズです。SUPER WIDE-HERIARだけでも満足したのですが、せっかくカメラバッグに入れたので挑戦します。マウントアダプターの用途の一つに、こうした望遠レンズをAPS-Cに装着して焦点距離を伸ばすというものがあります。ただし、オートフォーカスが使えないのでそこは努力です。前述したように、このマウントアダプターは絞り環があるため、おおよそですが絞りも調整できます。多少は不便ですが、一眼レフの光学ファインダーと違ってEVFで仕上がりを確認しながら撮影できるので幾分ましです。

小さめの蚊柱が逆光ぎみにあったため、フレアを入れつつ望遠端で撮影。望遠だとEVFでマニュアルフォーカスでもピントの山はつかみやすいです。

換算105-300mmの望遠はポートレートにもよいです。FUJIFILMの色で写真が出来上がるのが素晴らしいです。

おまけで、500mmの超望遠レンズも試してみました。写りはお察しくださいのレベルですが、換算750mmになる焦点距離は魅力です。

写りはご覧のとおり。F11まで絞ってます。シャッタースピードも稼ぐ必要があるため、日中でもISO800です。自宅近所の公園から東京を横断してスカイツリーを臨んでいます。はっきり言って、手持ちではフレーミングができません。

ポートレートに使うとソフトフィルターがかかります。これでピント合ってるんだぜ。なんか、昔のアイドル写真集みたいですね。撮影距離は15mくらい。モデルとまともにコミュニケーションをとる距離ではありません。

まとめ

途中からレンズだけで楽しんでしまったような気がしますが、そうした楽しみを支えてくれるのがマウントアダプターです。今回使ったK & F Conceptのアダプターはしっかりとした作りで、まるで最初からNikonレンズがフジXマウント用に作られたレンズのように感じました。Webサイトの日本語が若干アヤシイですが、昨今Facebook広告やInstagram広告でよくある詐欺サイトではありません。サイトにはSSLも導入されていて、安心して買い物できます。

レンズは資産です。マウントアダプター、この筒が一本あるだけでレンズがさらに生きるのです。きっと、あなたが今、所有しているレンズも100年後、いや、1000年後のカメラにおいても使えるはずです。1000年後のカメラが、いや人類がどうなってるかはわかりませんが未来を信じるのです。

2017-09-18 | カテゴリー カメラ | タグ