やりました、Nikon Df、3周年。ずっと使ってるカメラです。

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2013年の11月29日(金)(11月28日(木)の間違いでした。愛機の誕生日を忘れる失態。冒頭から失礼しました。)に発売したNikon Dfは今日で3歳になりました。発売日に手に入れた僕にとっては3年間の相棒。現役のカメラでこのブログに載せてる写真もほとんどDfで撮ったものです。今でも入荷連絡の入った日が思い出されます。仕事帰りに閉店間際、中野の某フジヤカメラに駆け込んだものです。すぐ後継機種がでるデジタルカメラにおいて、Dfは後継機種の噂すらない現行モデル。どこかのD600に教えてやりたい。

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3年間でついた細かい傷の数々。本当に細かいのでマクロで撮影しました。当時フラグシップ機だったD4のセンサーを積んだこのカメラ、1600万画素は2000万画素以上が当たり前の最近のカメラでは少ないと感じるかもしれませんが、大判ポスターを作る予定もなく、特に問題ありません。むしろ、A2くらいはいけます。いい機会なので言わせてもらいますが、高画素のメリットとはほとんどの場合、トリミングしてもまだ十分に画素数が残っているというトリミング耐性にあるのだと思います。

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この見た目と使いかたから、オールドレンズをつけるのがこのカメラらしいのですが、一方でDfは現代のカメラとも感じます。僕は現代のレンズばかり使っています。シャッターとISOがダイヤル式になっているのはなかなか合理的と感じます。前後2/3EVずつしか調整できないのは欠点ですが、「1/3 STEP」にダイヤルを合わせれば通常のデジタルカメラと同じようにもなります。そのときはシャッタースピードダイヤルはただの飾りになるのが少々残念ですが。前面の絞りダイヤルもまったく違和感がありません。D600にはついていた初心者モードや自動モードを捨てて「MASP」しかないところが好感度マックスです。

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最近は一周して買った時の50mm Special Editionばかり装着しています。Ai風の見た目をしたレンズ。Df限定にすればよかったのに、なぜか一般販売まで始めてしまったよくわからないスペシャル感のレンズ。工場の生産ラインの都合である程度多く作ってしまったのでしょうか。他の焦点距離のレンズに同様のSpecial Editionが出ない、ということはそういう売上なのだろうな、と推察されます。85mm F1.8のSpecial Editionがあればかっこよいだろうなぁ、と思うのですが、今持ってるのから買い換えるかと聞かれれば、要らない、と返答します。

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重さは765g、かなり軽いです。Dfの後に発売されたD750でさえも850gです。一方、Canonの6Dは755gでDfより10g軽く、フルサイズの一眼レフでは一番軽いですが、おそらくファインダーあたりの差かと勝手に考察しています(Df、D750は視野率100%、6Dは視野率97%)。

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僕が普段から持っているからか、娘も興味を示し、遊び道具になっています。きっかけは忘れましたがプレビューボタンを押すのが好きで、絞り羽根が動いているのをレンズ正面からのぞいています。僕も合わせてF11とかに絞り込んでやります。

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今、改めてDfは名機と思えます。こういうカメラは親子で代々受け継がれるべきカメラで、デジタルカメラにおいては非常に稀です。ところで、僕も祖父に歴史的なカメラを受け継いでいました。

私のおじいさんがくれた初めてのカメラ

それはペンタックス67で私は二十四歳でした

そのシャッター音は甘くてクリーミィで

こんな重たい鈍器のようなカメラをもらえる私は

きっと特別な存在なのだと感じました

今では私が父親

二十四歳になる頃の娘にあげるのはもちろんペンタックス67と言いたいところですが、今でさえフィルムが高く、未来においてはフィルムの存在自体が怪しいのでおそらくNikon Df。

なぜなら一応、彼女もまた特別な存在だからです

これを言ってみたかっただけです。

2016-11-29 | カテゴリー カメラ | タグ

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