クラウド音楽サービスに疲れたけども。
年末の夜までの撮影が終わって、事務所に帰った晩のこと。iTunesのデータが何故かすべてぶっとんでたという事故がありました。Finderで何度見てもフォルダ内が「0項目」。iTunesの中身が一切合切なくなっておりました。こんなん、Ctrl+Aして削除しないと有りえん感じです。疲れてうっかり自分がやったのかもしれないので、その責任は問うことはしませんが、最悪なことにちょうどバックアップしてたTime Machineも不調でイチからやり直してた最中のことでした。つまり、データがない。
これまでの使い方ですが、Apple Musicは契約していたものの、それまでずっと長年iTunesで音楽を管理していたため、ローカルのデータも膨大になり、外付けHDDに全データを置いていました。100GBは超えていたと思いますが、それが全部ぶっ飛んだわけです。他のバックアップはもうほとんど使っていない、他のHDDに残っていたiTunesが2012年のときのでした。とりあえず、ローカルの音楽はある程度は戻ったのかなあと(データが膨大なので数えない)いう感じです。
これまでのiTuneといえば、ローカルの音楽の勝手にアルバムのアートワークを変えるし、一曲誰かとのフューチャリング曲があるだけでアルバムが勝手にV.Aになってたり、フランス語、アイスランド語(uとかeとかaの上に点などがついたりする言語の音楽)の曲をぶっ飛ばすし(ここ数年はないかな?)、Appel Musicになってからは何故か曲が勝手にライブバージョンになってたり、海外のアーティストのアルバムが消えたと思ったら何故かカタカナ表記になってそれまでと違う場所にあったり(アルファベット順→五十音順)、アルバムが分割されたり、まあ、ちょっとしたイタズラっ子だったわけです。許さん。
全データぶっ飛んだこれを機会にと、他社サービスを探してみました。まずはよく比較されるSpotifyを使い始めました。しかし、本格的に使おうとして、ローカルの音楽がアルバム単位にならないという最大の欠点に気づき、使うのを止めました。iTunesでローカルの曲聴いて、Spotifyでオンラインの曲聴いて、という風に使い分ければいいのですが、めんどいよね。あとAppleMusicにはあるSigríður Níelsdóttirがないのも残念なところです。かなり前にこのアーティストを検索してなかったのでSpotify使うの止めたのですが、まだなかったです。Sigríður Níelsdóttir、いいんですけどね。
次にAmazon music unlimited。Amazon Echo買ったら一緒についてきたので試しました。曲数6500万曲といっていて、AppleMusicやSpotifyより多いのですが、それが疑問なくらい、AppleMusicやSpotifyにはある曲がヒットしませんでした。僕が聴いているのが偏っているからですかね。なのでコレもなし。解除しとかないと勝手に翌月から課金されますので注意です。
で、結局AppleMusicに戻ってきた。不思議なことにAppleMusicのライブラリのデータがクラウドにあるおかげか、原因はわかりませんが、飛んだと思った曲、残ってました(全部かどうかは調べようがないのでいいんですが)。それと、AppleMusic、最新のCatalinaになって地味に便利になりました。外付けHDDがなくとも起動できるようになったのです。以前はiTunesのitlファイルが必須だったので、外付けHDDにデータを置いていて、そのHDDが繋がってないと起動時にitlファイルはどこかな?と詰問されて起動すらできなかったのですが。MacBookProで仕事している身としてはありがたいわけです。
なんかね、今回の件があって音楽との付き合い方を振り返ってみて、色々疲れました。AppleMusicでバリバリ曲を追加しちゃってる昨今ですが、今更ローカルの音楽のみに戻るということも難しいです。なんだかんだでレンタルで賄っても月980円なんか軽く超えますしねえ。1年ちょっと前に音楽好きのためのレンタルCDの大手、ジャニスが閉店しました。僕は数年程度の通いでしたが、ここで音源を調達できなかったらどこ行けばいいんだってくらいのラインナップとセレクション、レコメンドだったのですが。ここで借りた音楽はAppleMusicにはないものも多いです。
これらのちょいマニア路線の音楽を探すのと月980円で払ってある程度メジャーなアーティストを聴き放題になるの、天秤にかけたら個人的な経済的理由もあって後者に至るわけです。今はその時聴いていたアーティストの中でAppleMusicでも配信しているアーティストが新譜を出せばそれを聴いたりしています。CDもめっきり買わなくなりました。ちょっと前にトリプルファイヤーのアルバム買ったのが最後で、その後に配信が始まったことがショックでした。
新しいアーティストとの出会いは極端に減ってしまったのですが、限られた人生の中で聴ける音楽の量にも限界があります。まだ30代ですが、じっくり聴くだけの一生分の音楽はプレイリストに入っていると思います。こうして流行りとかから取り残されていくんでしょうね。。。
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