PCCSから写真へ
最近カラー写真を撮ることが多いです。デジタルは後でモノクロにできますが、だいたい撮影時のイメージからかけ離れるので僕の場合、カラーかモノクロかは撮影前に決まっているのです。想像力がないのかもしれません。
有彩色と無彩色の差というのは単に画面上で彩度をスライドさせる以上に大きいものです。彩度が元写真の10%ほどしか残っていない写真でもカラーと認識すれば、そこにモノクロ写真との隔たりは生じるように思えます。
有彩色の場合、ある色が高い彩度になる明度は決まっているので、必然的にカラーの場合は彩度と明度はその調整を考慮する必要があります。まあ、そうは言っても経験でどのくらい、というのはわかってくるし、自分なりのやり方も身に付いてきます。
一方、モノクロの場合は明度しか問題にならないので諧調を捉えやすいし、デジタルでカラーからモノクロ変換する場合には色相ごとに明度を決めることができるという特徴があります。トーン、ということを考えるとモノクロのほうがわかりやすいですね。
先々週の撮影分をディスプレイで追っています。珍しくほとんど東京にいなかった一週間でした。デジタルは撮影後、その場で見れてしまうのは長所でもありますが、欠点でもありそうです。つまり、状況次第で長所でも欠点でもないので、特徴、程度にしておきましょう。フィルムのように、ある程度期間を置くこともまた必要かもしれませんし、撮影ミスの許されない仕事ではデジタルの方が不便はないです。
で、冒頭に戻って僕は最近カラー写真が多いのですが、これはカメラを変えたせいでしょう。間違いなく。600万画素から1200万画素に変わった時はさほど違いを感じなかったのですが、1600万画素の今のカメラでは明らかに画質、というものを意識するようになりました。カメラは画素数ではありませんね。
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