自然光信奉主義をどうかと思うカメラマンです

自然

自然光がきれいだとか、自然光のナチュラルな光だとか、人々の中には行き過ぎた近代工業化の反動で自然志向とか自然派ナチュラルだとか、自然なものへの強い志向がある人も一定数います。もちろん、それ自体は否定されるものではないですけど、ワクチンなど医科学上、検証されたものに対しても拒否反応示したり、それを他人に押し付けたりするのはどうかと思うわけです。

上のは本題とはずれますが、写真においてもそうで、自然光が一番だとか、自然では太陽の一灯ライトだからだとかライティングもそれをベースにすべきだとか、そういうのは混乱の元になるのです。

自然光、て一言で言いますが、自然光って一言で言えないですからね。例えば、昼間の真上の太陽が顔面に落ちたらめっちゃ汚い影を作ります。太陽光なんて所詮ライティングで例えたらすごく遠いところから一灯で強い光が落ちている点光源でしかないわけですよ。それがどの角度か、雲はかかっているか、空気は澄んでいるか澱んでいるかなどの状況の方が大事なわけです。

道頓堀

朝焼け夕焼けはきれいですが、それは自然光がオゾン層でディフューズ、拡散されていると言っても過言ではありません。日中ピーカンよりも、くもり空のほうがいいというのも、雲で太陽光がディフューズされているからです。

自然光スタジオとよく言いますが、スタジオに入る光は曇り空のようにディフューズされていることが多いですし、また内部の白壁、白天井の反射で美しくなっているわけです。

実際の商品撮影などでは一灯でライティングすることなどほとんどないし、超長距離から点光源を打つなんて太陽光を再現することもないです。

大事なのは角度、ディフューズ、反射。自然光と一言で言ってもそれでまとめ切れないほど自然光は奥が深い。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

2019-01-28 | カテゴリー 写真 | タグ

関連コンテンツ

スポンサーリンク