いまさら猿には聞けない!フリー素材がダサい理由
どういった切り口で語ったものか、しばらく下書きでおいてみたのですが、なかなか面白い書き出しが思いつきませんでした。ストックフォトをブログ記事とか、webサイトに使うのってどうなのさ、ってことです。それも、しばらく考えてストックフォトが問題じゃない、有料のものはAdobe Stockなど、例外が結構あるなと気づき、問題なのはフリー素材じゃねえか、という結論に至りました。
フリー素材ダメだよね、って話です。
いくつか理由はあるのですが、まずわかりやすいのが、フリー素材使ってると胡散臭いところです。フリー素材っていつも決まったような写真ばかりです。一目見て、あ、これフリー素材だな、ってわかります。人物だったら白バックにスーツ姿の女性が手で大きくバツ印つくったり、なんかプレゼンぽくしてたりしますね。ああいう写真使ってるサイトとかって胡散臭くないですか?悪く言えば詐欺っぽい、よく言えば写真素材にかける予算がないのかな、と。商売だったら自分ところのサイトがよく見えるように画像にもお金かけられるはずですよね。もし貴方が社長だったとして、大きい規模の仕事をフリー素材を自社webでふんだんに使っているような会社とやりたいですか?この会社、ちゃんとお金払ってくれるのかな、と心配になりませんか?そして胡散臭いサイトがフリー素材を使うことによってフリー素材が胡散臭く見えるという負のスパイラルに陥るのです。
そして、なぜフリー素材が胡散臭く見えるかというと、その不透明さにあります。例えば、ヘッドセットを頭につけてPCの前で笑顔を見せているOLのフリー素材(これもよくありますね)を会社のwebで使っているとします。そうすると、こちらに伝わるのはカスタマーセンター、サポセンがあるんだな、という情報のほかに、この会社は一体サポセンの規模がどのくらいなのだろうか、という疑問です。外に見せられるレベルでないのでフリー素材で体良くみせているだけではなかろうか、という疑惑さえ湧いてきます。フリー素材を使うことで見る側は不透明さを感じるわけです。事業案内のページでフリー素材が使われていた日には目も当てられません。
さらに言えばフリー素材がフリー素材ゆえにもつ抽象性も致命的です。有料のストックフォトであれば、極端な話、9999人がスルーしても1人が気に入って買ってくれればいいわけです。権利を譲渡しない、少額のストックフォトもありますが、フリー素材のような抽象性では誰も買いません。他の素材と差別化するために、イメージは必然的に具体的なものになっていきます。傾向として、高価な素材ほどイメージは具体的であるように思えます。写真の技術的な面も、当然ありますが。一方のフリー素材はとにかく広く使われることが目的ですから、必然的に誰にとっても使いやすい素材になっていきます。先ほどの例では9999人が及第点をだすような素材が好まれるわけです。
抽象的な写真が置いてあっても、アイキャッチにすらなりません。その写真の役割は文字が画面いっぱいに広がることに対する、単なる目の休憩です。画像に意味はほとんどないのです。だったら、髪を小綺麗にまとめて大げさな、嘘くさい表情の演技をつくっているOLの写真よりも、その会社の社長の愛犬の写真が事業概要のページに突然置かれてある方がまだましなのです。ブログもそうです。なので、今回、僕はこの記事の内容とは関係のない写真を段落ごとに載せているのです。
では、写真くらいストックフォトでお金払うか、カメラマン頼むかしろよ、という結論になります。しかし、それだとなんだ、ただの営業か、と思われかねませんし、ブログの場合、日々更新するのに毎度お金を使うのも経費として苦しいところがあると思います。なので、カメラ買いましょうよ、という提案をさせていただこうかと存じ上げ申し上げます。カメラは中古の安いので十分です。例えば、ブログ用の写真(720×480px)は約35万画素です。僕が今でも使っている10年前のカメラ、Nikon D40は中古で1万円台で買えます(中古しか売ってませんが)。写真の腕は毎日ブログ書くモチベーションがあるなら勝手に上がります。いっそiPhoneでもいいと思いますよ、フリー素材よりは全然マシですって。
そんなわけで、ブロガーのための『脱フリー素材!自分でマイオウンドメディアを自営するためのカメラ選びと写真講座セミナー』を企画しました。貴方と、貴方のブログに最適なカメラを僕がコンサルティング&アドバイスし、実際に参加者皆さんでカメラを購入に行きます。その後、昼食として和気あいあいとしたランチミーティングを挟んで午後は簡単な写真の基礎講座(お題:『オフカメラライティング時の露出と光量の決定方法』と『ザイデルの五収差』について)を開催いたします。盛り上がったら夜はそのまま飲みにいっちゃいましょう(爆)必要なのはカメラ購入予算のたった2万円だけ!セミナー参加費用はお一人様30万円です。参加者の集客がイマイチ伸びない、もっと新規の顧客を呼び込みたい、パパな、ブログで飯を食ってこうと思うんだ、というそこの貴方、ぜひふるってご参加ください(嘘)。
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