2020年8月28日（金）

ある冬休みのこと、新潟のほうへの18切符旅をした。その期の設計の課題の出来がイマイチだった。先生からもうーん、みたいな反応だった。気乗りしないことに、休みが明けた後、学校での展示も予定されていた。

古民家でどぶろくを呑んだり、現代建築を観ての帰りの電車。ふと閃き、設計をイチからやり直すことにした。例によって、各駅停車なので時間はある。そして、建築を学ぶ学生であったから、旅行時にはクロッキー帳を携帯していた。1/50であれば脳内で寸法が変換できる。また、学生の設計なので、細かい納まりまでは必要がない。帰りの電車の数時間の間、設計図（平面図、立面図）を書き上げた。それまでのが自分でも納得いってなかったのが明るみにでたように、変更しなければいけないという確信があった。

東京に帰って数日で模型を制作した。先生こらも「よくなったじゃん」とコメントをもらった。旅のおかげとは思わないが、一旦課題から頭が離れたこと、各駅停車の暇な時間がなけれはこの結果はなかった。

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