2020年8月27日(木)
話は前後するが、この伊勢神宮に行ったのが最後の18切符旅だった。その時は既に専門学校を卒業していた。
スタートが伊勢。そこから、徒歩で南下。ひたすら熊野古道を歩いた。この時は既に写真を始めていた。カメラは2台。D40と、ニコマートだったか、フィルムはポジを使った。熊野三山のうち、二箇所訪れた。
伊勢からの徒歩で、当然数日かかる。この古道が山を越えたら町があり、また山に入り、といった感じでRPGの世界のようだった。夜はほとんど野宿した。町に銭湯があれば使った。18切符旅のように、それほど大きな町でもなく、漫画喫茶もあったかどうか。夏なので蚊さえ避けられれば野宿は大丈夫だった。朝は日の出とともに起き、夕暮れの前はもうひとつ山を越えられるかと思案した。
徒歩の最後の辺りはそれまでの山道から海岸を歩く。連日の登山で疲れ果てた脚に砂が重い。途中から、石になった。歩いたときの石の音が響きよく、まだ覚えている。
目的地の熊野大社のひとつに着き、そこから電車で紀伊半島を大きく回って大阪、そこで一泊して帰路へ。目的地では履いていたパンツがもう汗で匂うようになってしまっていて、町のスーパーの衣料品コーナーで適当に涼しげな素材のを買った。なぜか今でも晩夏〜秋口の寝間着として使っている。
2020-08-27 | カテゴリー 写真日記 | タグ
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