2020年8月23日(日)

パリを目的とした第一は、誰がなんと言おうと、サヴォア邸である。

20世期三大巨匠のひとり、ル・コルビュジエ。さらにその中でも最も後世に影響を与えたとアンケートを取ればほぼこのサヴォア邸並びにル・コルビュジエが一位になると思うのだが、どうだろうか。

パリから快速(的な列車)でちょっと。駅でタクシーを捕まえて「Villa Savoye.」と一言。さすがに知らない運転手はいない。見学料は数ユーロだったか、平日のため、人は少なめだが、混雑する時があるのだろうか。

何度も写真と図面で観た、20世紀最高の住宅はそこにある。有名な写真のように晴れた日だった。思ったよりは広くはない。しかし、やはりそこでの体験は若い自分にも格別だった。一方でその感動が人生にどう活きているかと言われれば残念ながら別の話だ。僕は建築の道を進まなかったし、サヴォア邸の記憶も、映像的な鮮明さよりも感情が残っている。今ならまた違うのだろうか、いや、今なら図面でいい気もする。

2020-08-23 | カテゴリー 写真日記 | タグ

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