2020年8月5日(水)
ミラーレス時代になって、いいなあと最近思ったのは、自動絞りではないレンズ。自動絞りとは設定した絞り値に対し、シャッターを切ると同時にその絞り値まで絞り込む機能のことである。
こう書くと、知らない人を騙せそうだが、半世紀以上前のレンズにもついている機構だ。古いNikonレンズのAuto NikkorのAutoとは自動絞りのAutoである。一眼レフはそのような機構を持たないと画面が暗くなってしまう。
では自動絞りではないレンズを敢えてデジタルで使うのかというと、使うこともある。僕はPC NikkorのDタイプ、85mmを使っているが、これがそうだ。構図を決め、PC機能を調整し、シャッターを切る前に絞り込みレバーを押してその後にシャッターを切る。その手順を忘れると露出オーバーで真っ白な画面になる。物撮りで今でもたまにやる。
これがミラーレスだと絞り込みレバーを押し込んだ状態でも暗くないファインダーであることが予想される(さすがにモデリングだけの照明状態でF22とか32はどうなるかと思うが)。その最大のメリットは被写界深度を確認できるところだと思う。アオルにせよ、絞り込むにせよ、とりあえず撮ってみないと被写界深度がどこまであるか確認できるところは大きいかと思うのだ。一眼レフでも絞り込みプレビューは画面が暗くなるので使っていない人も多いのではなかろうか。
2020-08-05 | カテゴリー 写真日記 | タグ
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