2020年8月4日(火)

一眼レフの時代は明るいレンズこそが正義であった時期も最近まであったように思う。ミラーレスになって、暗いレンズがラインナップされてきているが、そうした流れも見逃せない。

ミラーレスといえばマウントを再設計できることで各社、大口径のレンズを設計できるようになった。これはこれでひとつの流れだが、デジタル一眼レフ時代の後期が物語っているように、大口径化は機材の肥大化につながる。一方、暗いレンズは一眼レフではファインダーの見づらさに直結していたものの、ミラーレスは電子ファインダーなため、暗いレンズでもファインダーは明るくできる。

これの良い例がCanonの絞りがない暗い超望遠レンズであり、Nikonの最新の24-50mmだと思う。24-50mmはZ5以上に驚いた。暗い可変F値の小型ズームレンズ、これは一眼レフではあまり期待できないレンズであった。しかし、ミラーレスはシャープな描写。これは売れるんじゃないかと思っている。

一方で一眼レフ時代にいた絞り開放でしか人物を撮らない人。そういう人はF1.2とか0.95のレンズを買い求めればよろしいかと思う。

歪曲収差だけはどうにもならないが、最近は補正が前提であるし、補正しやすい収差に落とし込むのがきっと設計者にとってはスタンダードな考え方なのだろうと予測する。

2020-08-04 | カテゴリー 写真日記 | タグ

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