粘菌シロウトの僕が撮影機材からその世界に入りますよ
普段、人と会うことをよしとせず、日陰暮らしが染みついてしまっている僕ですが、先日、Facebookのグループのイベントに参加してきました。粘菌を探すイベントです。
粘菌とは菌類の一種、生物学的な分類は省きますが、キノコやカビと同じです。胞子体になる前はアメーバ状で動くのが特徴です。とりあえず素人ながら見知ったことと言えば、
- 落ち葉の裏や朽ちた木にいることが多い
- 完全に乾燥した場所は好まない
- 陽の当たらない場所を好む
- つまりキノコやカビなどと同じような場所にいる
- ダンゴムシなどに捕食される
- 雨が降った翌々日などに見つかる
- 湿気の高い6月によく見つかる
といったようなことです。
非常に小さいため、ルーペなどで観察しないと他の菌類との区別がつきません。上の写真はカビだそうです。僕が意気揚々と、「これ、粘菌ですかね」と聞いても「これはカビだね、でもいい線いってるよ、こんな感じでもっと探してみよう」などと暖かい声をかけてくださる大先輩方のおかげで楽しく過ごせました。
これはキノコの仲間だそうです。これも粘菌でないです。撮影は以前作成したPENTAX Qを使ったマクロシステムで行いました。今回、初の実践投入となったわけですが、シャープネスが全く足りないという反省で終わりました。マウントアダプターか、レンズか…拡大しすぎの感もあるので、改善を検討中です。
ちなみに上のキノコはもとはこんなサイズです。見分けつかないですよね…
これはキノコだそうです。粘菌かと思ったのですが、惜しいと言われました。キノコとしても形が面白いですね。
こちらの元のサイズはこんなものです。D850に40mmマクロをつけて撮影しました。このレンズはDXですが、マクロ領域ではフルサイズのイメージサークルをカバーするいいレンズですよ。安いし。
ちなみに、D850の4570万画素だと上の写真を等倍まで拡大すると下の写真。かなりいけるのがわかります。しょせん、デジタルにおいては等倍なんて意味はあまりなくて画素ピッチの問題でしかないわけですけどもね。
結局、粘菌はこの日見つけられなかったのですが、隊長が持参してくれた自前の粘菌見本がこれ。ダメな人はダメでしょうが、美しいですね。これをまたペンタックスのマクロで撮影すると下の写真のようになりました。
串カツですかね。やはり、システムを考え直すことにします。
粘菌は、一部のマニアの間でここ数年、静かな熱いブームが続いています。僕もさっそく、この日の帰りにamazonで一冊注文しました。今日は近所の公園でも探し始めています。僕もこれを契機にいよいよ熱心に勉強していくつもりです。もしこの記事が誰かの粘菌琴線に少しでも触れたのなら嬉しい限りです。
本日、公園で見つけたもの。多分、カビかキノコ。
同じく公園で見つけたもの2。トライポフィリアの人は無理かもしれません。すみません。これもよくわからないものですが、粘菌ではないと思います。
最後に、粘菌のいそうな暗がりで湿気っぽいところは蚊ももれなくいるので、蚊取り線香、虫除けスプレーの対策が重要だなと実感しました。
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