えっ?ドローンにND64を!?→意外と使えた。

ND64

NDフィルターってのがあります。写真でスローシャッターするのに使ったり、映像でシャッタースピードを適切に設定するために使うものです。どれだけスローになるかはNDフィルターの濃度によって変わり、数値で表されます。今回買ったのはND64。光量的には-6EVするもので、けっこうな減光能力があります。DJIの純正だと僕の愛機、Phantom4 Pro用はND16までしかないため、アマで中国から送られてくるのを待ちました。

で、これを使ってスローシャッターに挑戦しました。ただ、操縦に慣れてる人はわかりますが、最近のドローンってホバリング性能がすんごいとはいえ、それでも微妙に動いていたりはするものなのですね。率直にその結果です。条件として

  • 風は普通の屋外(無風か、風があるときは2-3km/h、フライト前の地上での計測と体感です)、ただし、5km/h近くの強風(体感)になることもあった。
  • Phantom 4Pro のRAW(2000万画素くらい)で撮影。
  • 被写体との距離はほどほど。近いときも遠いときもあった。まあ、ドローンなんでそこまで接近はしないですよね。
  • GPSは問題なし。

で、結果として

  • シャッタースピード1秒→ほぼブレる。1割ぶれてなければラッキーくらい。
  • シャッタースピード1/2秒→割とブレる。体感で4-5割ブレてない感じ。
  • シャッタースピード1/4秒→ほぼブレなくなってくる。7-8割はオーケー。

な感じでした。三脚に乗せたカメラほどではないけど、意外と使えるなあというのが感想です。

それと、動画でも意外な使い道がありました。Phantom 4 Proって何故かLogで撮影しようとするとISOが500で固定されます。それだと屋外晴天時はシャッタースピード的にかなり辛いです。ところが、ND64だとちょうどシャッタースピード1/50あたりに落とせるのです。だいたい晴天時の露出をF8、1/250、ISO100として、ISO500に固定されれば逆算してND64を使ったときにF5.6、1/50、ISO500あたりでしょうか。ま、ND32でもギリなんとかはなる計算ですけど。今日は久しぶりにPhantom 4 Pro、Logで動画撮影できました。

そんなわけでドローンにND64ってメジャーじゃないようだけど、意外とアリでした。という小話でした。でもそんなにPhantom 4 Proで話題でないですね。そんなわけで次回は消えゆくPhantomタイプドローンについてのお話です。

2019-04-02 | カテゴリー ドローン | タグ

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