art triennale 2012 その2
こないだ越後妻有の大地の芸術祭に行ってきたことを書きました。そのフィルム2ロール目。地方の振興とか、観光、そういったものが優先されてるんじゃないか、と思える建前芸術祭もちらほら見かけるような気もします。が、アートやデザイン系のマスメディアって特にそれを受け入れてるんですよね。その辺は普通のマスメディアと変わらないのかなと思います。今回、越後妻有で見たグッズの展開などにそういったものをちらほらと垣間みた気もします。そこで買った酒を今呑みながら書いているのですけどね。
僕は田舎育ちですから、田園の風景が馴染みがあって好きなのです。そういうものの中にぽんと作品が置かれているのがなんとも心地よくいいと思えるのです。単体の作品ではなく、ランドスケープ込みで。しかも、この地方は夏と冬では全く視界が異なる訳ですから。冬にくるのもまたいいです。キョロロなんかはちょうどそうした時期に行けました。
松代からほくほく線で十日町まで行き、昨年できた現代美術館に行ってきました。現代美術館までの道のりも、ほんと田舎でそういうものがあるとは全く予感を持たせないのが気に入りました。温泉だか、銭湯だかもあるようでしたが、改修中でタイミングを逃しました。クリスチャン・ボルタンスキーのインスタレーションがよかったのです。ちょうど前日が雨でインスタレーションに使われている古着が重くなっていて、天気雨のような不思議さもありました。これはインスタレーションによくありがちなことで、写真ではよさを伝えられないタイプのものです。
色があったほうがステキだと思うので、デジタルカメラで撮影したものとともに。
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