CP+ 2019に行ってきました。雑感と気になったもの。

otus55mm

CP+ 2019に行ってまいりました。なんだかんだで行ってますね。今年は気になっている動画セミナーを聴く目的もありました。トップ写真はOtus 55mmで撮影した写真。めったに試せないですからね。40万円くらいする世界最高峰35mm単焦点レンズと言っても過言ではないでしょう。絞れば現代のレンズはだいたいどれも十分に解像するので僕が気になるのは開放時の写りとレンズの癖。これだけはデジタルがいくら進んでもやはりレンズごとの癖ってのはあります。絞り開放、ピント合わせがシビアすぎでした。個人的にはかなり新しい感覚のレンズで好感触でしたが、なんせ高い。MFなのであまり使い所もなさそう。ハマる人にはピッタリなレンズでしょうね。

irix11mm

CP+では大手のブースは基本的に回らないことにしています(映像コーナーのNikonブースは行きましたが)。混んでる割に、量販店でも触れるし、聞きたいことあればサービスセンター行くか電話しますし。人混みで疲れるのに、購入目的の機材がなければ新製品をいち早く、ってモチベーションはないのです。必然的に中小のブースを回ることになるのですが、中には日本語が通じないブースもあって、I can’t speak English.な僕にとっては日本にいながら言語の壁にぶち当たるわけです。また、Poorなやり取りの中で気づけば出展者にスマホで動画撮られてたりとか、だからお前は中小なんだよ、といいたくもなる出来事も起こるのが中小ブース。

そんなハプニングが起こる中で面白かったのが「Irix」。レンズ展示してました。上の写真は11mm/F4。11mmの超広角が手頃な価格で手に入ります。残念な英語でやりとりした結果、600ユーロくらいだそうです。写りはまあまあ悪くないくらいですが、ディストーションがかなりありました(上の写真は補正済み)。MFなのでどうせレンズ情報はやり取りしてないんだろうな、と思いましたが、ちゃんとボディに伝わってました。意外(失礼)。絞りはボディで調整します。その他、15mmと150mmマクロのラインナップ。

irix150mm

150mm/F2.8の絞り開放、マクロ域。ボケが大きいとピントが合っているとこもシャープに見えます。買うならこれかなあ。明るい中望遠欲しかったとこですし、しかもマクロだし。ただ600ユーロが見合うかどうかは検討ですね。

面白かったのがフォーカスリングの前についているLock機構。MFの硬さを微調整できる使い方ができます。ピントがシビアなマクロ域で、そして動画でも活きそう。日本のAmazonでも一応買えるようですが、サポート体制がどうなっているのかなぁ、てのは心配ですよね。

個人的な一押しにSiHLのインクジェット用紙。なんとスイスから来てくれていました。ここ、リーズナブルなんですよね。いいなあと思ってたらかなり前に僕、既にAmazonで欲しいものリストに入れてました。

僕はラスターが好きだなあという話をしていたら出展者はバライタがおすすめだよ!とのことでした。あいにく、アウトレットでイルフォードの紙を大量に買ってしまった後でしたが…

プリンタ用紙のブースは年々縮小している気がします。エプソンも、なんとかプリントの楽しさを伝えようと展示に努力しているのが感じられました。プロでも仕事ではプリントすることが少なくなっているでしょう。個人的にはプリントは好きですし(インク代は高いが)、月並みですがモニター上の写真と出力して物理的なモノになった写真ってやっぱ違いますし、文化として残って欲しいものです。フィルムカメラみたいに無くなりはしないが人口の少なさゆえに高騰、という未来も嫌ですし。。。

2019-03-02 | カテゴリー 日記 | タグ

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