映像制作の教科書的おすすめアニメ『チャージマン研!』の神回を挙げます。
今日はゴールデンウイーク最終日。明日からの仕事に備え、また、最終日に特に混む交通事情の中、帰って来たくねえなと前日に帰ってきて今日はアニメでも観て休むかと思うところ、誰もが同じことを考えたのか帰省ラッシュのピークは昨日ってどういうことですか。
さて、今日はそんなゴールデンウイーク最終日に観るのにおすすめアニメ『チャージマン研』を紹介させていただきたいと思います。
このアニメのあらすじは地球侵略を狙うジュラル星人と地球人の少年、研が闘うというものです。全部で60話以上ありますが、本編は5分なので気軽に観られます。その魅力を一部ながら箇条書きしますと
- 間の取り方が秀逸、ゴダールのヌーヴェルヴァーグに匹敵します。5分アニメなのに尺稼ぎとしか思えないカットも随所にあります。
- SEが仕事をしないときがあります。反対に、過剰なSEが使われることもあります。その斬新さはゴダールのソニマージュを彷彿とさせます。
- ジュラル星人の侵略方法が毎度毎度回りくどいと定評があります。例:研の飲み物に毒薬を入れればよいのにしびれ薬を入れる。100歩譲ってもその後、意識を失った研を直接殺さず、南海の孤島に拉致し、拘束し、放置する。その結果…(第48話)
- タイトルと中身が合っていなかったり、タイトルが背景と同系色で読めない回があったりします。
と、自由奔放なアニメです。映像制作のルールや既成概念を打ち破る意欲作とも断言でき、学ぶところは大きいです。あいにくDVDが廃盤のようで、プレミアがついています。そんな僕も人と会えば「チャージマン云々」、娘も僕と一緒にyoutubeで見続けた結果、「チャージGO!」とのかけ声が自然とでるようになりました。
そこで『チャージマン研!』の中でも特に神回と僕が考える回を紹介させていただきたいと思います。第1話から見始める必要もなく、どの回から観てもすんなり入ってくる親しみやすささも魅力です。
第47話「ジュラルの大逆襲」
ジュラル星人のボス、魔王がでてきます。チャージマン研の存在を指摘する部下に対し「気にするな」と一喝する魔王とやはりチャージマン研に敗北した後に「おのれチャージマン研」と悔しがる魔王のギャップが見所です。魔王様は47話まで一体何を見てきてたのか、謎です。
第23話「恐怖精神病院」
珍しく地球人が敵。精神病院の地下で極秘にミサイルが発射されようとしている話。研の父親は医師なのですが、その父親が精神病院を『こんなところ』呼ばわりしたり、ミサイルの標的がヨーロッパと、かなり曖昧だったりします。一瞬でてくる筋肉質な入院患者(?)が魅力的です。
第35話「頭の中にダイナマイト」
ジュラル星人に拉致され、頭の中にダイナマイトを仕掛けられたボルガ博士。そしてそのダイナマイトをボルガ博士ごとジュラル星人の宇宙船に投げつける研。この回の名台詞「ボルガ博士、お許しください」は是非一度聞いていただきたいところです。何気に劇中劇から始まる演出が優秀かと。それだけで5分アニメの1/5を占めてしまう尺の使い方はご愛嬌。
第11話「地球を守れ!」
主人公と敵が共闘するというお約束の熱い展開がわずか第11話で実現します。延々と流れるジュラル星人の光線のSEがアニメではない現実の闘いを演出します。この回は個人的に大好きです。
いかがでしょうか。上のyoutubeが削除されたら今回の記事は全く意味をなさなくなってしまいますが、ぜひ興味があれば観てください。これ以外のどの回も見所があり、正直なところ、4つに絞るのが大変でした。ぜひ全話視聴した際には僕にあなたの神回四天王を教えてください(このブログ、コメント欄ないですけどね)。そして明日からの久々の仕事になかなか仕事のペースが取り戻せなくてもこの『チャージマン研!』を思い出して少しでもやる気を出してくれたら何よりです。
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