花より宇宙
先週末は今年初の花火を見に行きました。花火と言えば屋台ですが、年々進化していき、工夫を凝らされる屋台にも注目です。例えば、焼きそば。今年のトレンドは超大盛りのようです。500円でこれでもかというくらいの量の焼きそばが盛られていました。しかし、こうしたトレンドとは一線を引くことで屋台にオリジナリティはでて、客を寄せる屋台にもなるのです。例えば、僕が超大盛りを選ばなかった理由は量が多いと他の屋台を楽しめないからです。一方、僕が選んだ焼きそばは福島県浪江町風焼きそば。実際はどうかはわかりませんが、太麺を採用しており、他の追随を許さない唯一無二な焼きそばとなっていました。他と違う、ということはそれだけで魅力なのです。そして他の屋台がそれを真似ようとする頃には新たな発想が求められます。それが屋台王の条件。それと、屋台の雰囲気も重要です。屋台は屋台というだけですでに雰囲気があるのですが、客を引き込む空間的魅力があると他から頭一つ抜き出て集客につながります。例えば、僕はこの日、たこ焼きを買おうと思っていたのですが、「たこが大きい」とか「たこ焼き自体が大きい」と数ある謳い文句を差し置いて選んだお店はおばあちゃんがやっていたお店。一人で屋台を組み上げたのか、と不思議に思わざるを得ない、なんとも怪しげな雰囲気の屋台でした。
さて、花火は席とりもひとつの醍醐味です。この日気づいたことは、よい席を確保するために数時間前から居座ってビールなどで始めちゃうほうが楽しいんじゃないか、ということです。関東の花火大会の、混雑した街を歩いて数十分だけ花火を見てまた混雑の中で帰る、というのはどうも不経済的です。それならばいっそ花火に行かないか、あるいは花火の始まる前から遠足気分で会場のよい席でアルコールや焼き物を楽しみ、花火が始まったら全力で花火に夢中になる、というほうが人生お得な気がします。夏は夕暮れですからね。納涼って感じです。
そういえば、この日はスーパームーンという夜でした。花火の始まる前の夕暮れに見ることができました。
関連コンテンツ
スポンサーリンク