中学校あたりの義務教育に「デザイン」を追加すべきだろうと感じた事件

昨日の台風のこと。

ワイパーのはずがブレーキ操作、特急100キロ走行中に急停車 JR四国の予讃線

JR四国は、29日午後6時半ごろ、予讃線の高松発高知行き特急「しまんと7号」(2両編成)が高松市内を時速約100キロで走行中、運転士(57)がワイパーを動かす際に誤って予備ブレーキをかけ、列車が急停車するトラブルがあったと30日発表した。乗客10人にけがはなかった。

JR四国によると、ワイパーのスイッチの隣にブレーキのスイッチがあり…

(産経新聞 http://www.sankei.com/west/news/171030/wst1710300040-n1.html)

これ、テレビでもやってたんですけど、運転台の写真が公開されていて、ワイパーが黒い丸ボタンでその横に予備ブレーキが赤い丸ボタンであるんですよ。しかも、どっちも手前に引いて作動するそうな。どう考えても設計した人の頭のネジがぶっ飛んでるとしか思えないです。専門的なことはわからないですが、電車の運行中、運転士さんは外を見ていて、手元のボタンなんか滅多に見ないのではないでしょうか。車の運転中にワイパーやライトを点灯する時にいちいちハンドル見てる人だっていないでしょう。まだ急ブレーキで済んでよかったです。これがギャグマンガだったら電車が自爆してたところですよ。

「ワイパーつけよっと」

「あ、そのスイッチは…」的なノリで。

これは運転士さんは悪くないでしょう。いずれ起こるべくして起こった事故です。しかも、その後にテレビでJR四国が出したコメントがあったのですが、「乗務員に徹底周知していきたい」的なニュアンスで、これまたひどいと思いました。「運転台のボタンの配置デザインが最悪なので気をつけてね」って内容を周知するのでしょうか。「このアホなデザインした責任者をあぶり出し、なぜこうしたと小一時間問い詰めたい」が正しいコメントな気がするのですが、どうでしょうか。。。

ただ、このニュースに関するTwitterを眺めていると、運転台がおかしいとの指摘のほうが多かったので、その点はほっとしました。

2017-10-30 | カテゴリー デザイン | タグ

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