MBPCE(MacBook Pro + EIZO Color Edge)を整えました

新年、新しいメイン機が届いた

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MacBook Proを買いました。

合わせて、EIZOのColor Edge、CGシリーズを買いました。去年からブレイク中のピコ太郎風に言えば、『マックブックプロエイゾーカラーエッジ』といったところでしょうか。MacBook Proを買った経緯はこちらに詳しいのですが、一言で言うと、やっぱMacのほうがかっこいいし、てことです。あとMacBook Proだけ持ち運べるというのも便利です。かなり前にMacBook Airで同様のことをしていたのですが、Airでは僕の使い方だとスペック的な限界があっという間でした。それと、スタバにMacというのはおしゃれの定番ですが、MacBook Proなので最上位なわけで、つまり、スタバの中で一番ヒエラルキーが高くなるというのもポイントです。これに打ち勝つにはMac Proを持ち込むしかないわけですが、Mac Proは重い上にディスプレイも持ち込まざるをえなくなり、また、スタバが電源を貸してくれる保証もないため、発電機も持ち込まざるをえません。コスパ的にも簡単にMacBook Proが一番偉くなれます。

移行アシスタントが便利

iPhone同士の機種変でも感じたことがある人もいると思いますが、Appleのマシンって、新機種へのデータ移行がほんとスムーズで、細かいところまで引き継いでくれます。あまりにも旧機種そのままに引き継ぐので、新しい機種を買った、という喜びの感覚を一気に失わせてくれるほどです。Macでもそう。これまで使っていたMac miniと繋いで8時間ほど。USB3.0で繋いでいるので、単にデータ転送だけなら遅いですが、まあ、色々とやってるのでしょう。外出してたら終わってました。Windowsならこういう移行作業がとにかくめんどいし、不具合やエラーが起こらずにに終わる気がしません。

移行アシスタントは便利だけどPtoPでも残り7時間以上…

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Mac特有?の配線地獄

MacBook Proは今度のモデルで電源含めた全ポートがThunderbolt3(USB3.1 Type-C)接続という快挙(暴挙)を成し遂げました。15インチのモデルはまだ4ポートありますが、13インチに至っては2ポートしかないですからね。電源で1ポートとったら残り1ポート。iPhone充電して終わりです。往年のマカーからはそのコンセプトの美しさに賞賛の声が湧き上がり、いっそオーディオポートすら要らない!とヒートアップしかねないところ、しかし、一方で現実問題としてThunderbolt 3に対応している外部機器が世界中探してもとりあえず片手で数えられるほどしかないんじゃないか、という事実があります。ハードディスクに至ってはもうUSB3.1使うしかないんじゃないかと気付かされます。それゆえ、これまで使用していた外付けハードディスクやら外部のディスプレイを引き続き使おうと思ったら変換アダプターが必須となります。僕も、前回、純正のアダプターを買った他にも2つアダプターを追加で購入しました。つまり、電源以外のポートの全てに変換アダプターをさしてるという有様です。amazonで直接つなげられるケーブルも売ってましたが、何を勘違いしているのか、僕と同じようにMacBook Proを買ったマカーが欲しがるのか、プレミアがついて2万円ほどになってました(線一本に2万円とか、まるでオーディオの世界です)。

結局、変換アダプター(ハブ)介してハードディスク繋げてさらにUSBハブも繋ぎ、というなかなかの混線っぷりが実現できました。詳しく書くと読みづらくなるので省略します。他、電源に1ポート、ディスプレイと接続するのに1ポート使ったりしてます。ディスプレイにもUSBポートがついていましたのでペンタブ、キーボードなどを接続してふんだんに活用。まとめると、MacBook Proの4ポートはあっという間に配線で埋まったのでした。Windowsであれば据え置き機は自作できるのである程度マザーボードの選択次第で配線がすっきりできるのですけどね。

ディスプレイは責任と信頼

これまでもEIZOのディスプレイを使ってましたが、またもやEIZOのを選択。僕に限らず、カメラマンの多くはEIZOにお金を落としているはず。映像といい、写真といい、ディスプレイはカラーマネジメントができることが重要です。具体的に言えば外部センサーを使用したキャリブレーションができるべきです。カメラマンにしてみたら何を当たり前のことを、という感じですが、appleの純正はできないのです。マニアックなことを言えば、Windows機ならフリーソフトを使って普通のディスプレイでも無理やりキャリブレーションすることはできるのですが、そもそもディスプレイの表現できる色域が狭いのであまり意味がない上、高いお金出して外部センサー買うならディスプレイにも投資しような、という話です。カラーマネジメントを行うことで、プリントとモニターの色が合うように設定したりできます。僕は前のディスプレイでもそのように調整していました。今回、ディスプレイを新調するにあたり、写真表現の一般的な色域であるAdobe RGBだけでなく、デジタルシネマで使われているというDCI-P3の色域にも対応しているというモデルを選びました。キャリブレーション用のセンサーが内部に最初からついていることもメリットです。

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さらにマニアックな話、ディスプレイを選ぶのに銀座にあるショールームに行って検討したのですが、対応してくれた人によると、このディスプレイに最初からついているセンサーはフィルター式と分光式の間くらいの性能だそうです(キャリブレーションツールも大まかにフィルター式と分光式があって、性能は分光式のほうが高い、価格も高い)。

キャリブレーションなどでカラーマネジメントしても結局、相手の見る環境が違えば違う色やトーンになってしまいます。それでも、しっかりとカラーマネジメントした上で作品を納品なり提供することは自分の色、トーンに責任を持つことになります。トラブルなどは周りでも聞いたことはありませんが、自分はこの環境(ディスプレイ、色温度、輝度、色域etc)で作業を行いました、という自信をもって述べることができます。また、EIZOのColor Edgeはその責任を担いうる信頼と実績のあるディスプレイだと僕は考えます。高いし。

そんなわけで、新年、新しく事を始めるにあたって形から入ってみました。前のMac miniを買ってから4、5年、ディスプレイもまだ使えますが、とりあえずは売り払う事なく、妻にそのまま譲り渡すことになりました。Fusion Driveを最初に搭載した画期的なモデルで、フラッシュメモリかハードディスク、どちらかが壊れたらおしまいという、Raid 0と同様の危険性をはらむシステムでありながらもなんとか乗り切ってくれました。今回のMacBook ProとEIZOの組み合わせは当時のMac mini+EIZOの何倍か高価なので少なくとも東京オリンピック、長ければ10年はもってほしいなあと思います。

2017-01-05 | カテゴリー コンピュータ | タグ

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