パソコンをこの世の哀しみから救いたい…のでUPS導入します
最近はちょっとあったかいですが、朝晩の冷え込みはさすが冬真っ盛りですね。冬といえば暖房、暖房といえばブレーカー。契約アンペアによって全ての電気製品を一度に無に帰す、住宅の最大権力とも言えます。その暴政に特に弱いのがパソコン。突然電力をぶちっと切られたらデータどころか、システム自体に悪影響が起こりえます。ノートパソコンなら内部バッテリーに切り替わるだけなので大丈夫ですが、デスクトップには致命的です。
実は我が家も最近ブレーカーがその権力を振るう事態が起こりえまして、幸いMacに影響は出なかったのですが、いつまた今度、ブレーカー様の気まぐれでパソコンが虐げられるかと心配になり、微力ながら反旗を翻してUPS(無停電電源装置)を買ってみました。一昔前のちょいダサめのパッケージが特徴。それと、初めてこれを持った人は必ず「意外に重い」と言います。それもそのはず。中にはバイクなどで使われているのと同じ鉛バッテリーが入っているのです。
UPSとはなんぞや、という人も会社のサーバーあたりでは実は使っているかもしれません。停電になったり、ブレーカーが落ちたりしたときに内部バッテリーに切り替わり、接続した機器を保護してくれるものです。東日本大震災後によく売れたと聞きます。しかし、これは停電になってもパソコンを使い続けるためのものではなく、停電になったあとにパソコンの電源を手動でシャットダウンさせるための時間を稼ぐためのものです。長時間バッテリーがもつわけではありません。
ある程度のクラスになると、対応しているNASが自動的に電源を切るように設計されているUPSもありますが、僕が選んだのはAPCの「BE325-JP」というもっとも安価なもの。最低限の機能しかありません。それでも185Wあるので僕のMac mini(最大電力85W)+モニターくらいは護ってくれるでしょう。UPSを選ぶにあたっては正弦波、矩形波だったり、ラインインタラクティブ方式、常時商用方式など頭に入れておくべき用語がいろいろとあるのですが、最終的にはコスパで選びました。
UPSは一度導入したら終わりではありません。2-3年ごとに何もなくても内部バッテリーを交換する必要がありますし、本体の寿命も5-6年のものが多いです。しかし、パソコンが停電なんかでぶっ飛んだときの被害額は本体買い替えの額のみならず、データによってはプライスレスです。そういう意味で、UPSは保険なのです。
側面にはちゃんとテストしたよ、とレポートが貼ってありました。頼り甲斐があるなあ、と思いますが、一番安いクラスなので不安も残ります。早速使い始めたいところですが、まずは内部バッテリーの充電に24時間ほどかかるようです。使い始めて異常があればまたレポートします。便りのないのは良い便り。特にUPSについて追記がなければ問題なく使えてるんだなと思ってください。
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