デジカメの写真をパソコンに取り込む方法

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今回はデジタルカメラで撮影した写真をパソコンに取り込む方法を書きたいと思います。いや、知ってるよ、という人も、なんかの縁ですのでこないだ僕が東京ゲートブリッジで撮ってきた写真を楽しみながら、最後まで(途中まででもいいけど)おつきあいください。

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さて、パソコンにデジカメの写真を取り込む方法ですが、ただ取り込むだけなら簡単ですね。しかし、その方法はたくさんありますね。写真のソフトを使ったり、エクスプローラー(Macだとファインダー)を使ったり、スタジオだと撮影時にパソコンとカメラを接続して写真を撮ったそばから自動的にパソコンにコピーさせることもできます。まさかコマンドを打って取り込んでいる人は稀だと思いますが、ある程度パソコンのことを知っているとSDカードなどをカードリーダーに挿して使うのが一般的なのかな、と思います。なんとなく、僕もつい最近までこの方法でした。

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ということは、今は違う方法で写真をパソコンに取り込んでいるのか、と思ったあなた、正解です。勘がいいですね。僕が今使っている方法はパソコンとカメラをケーブルでつないで「Nikon Transfer 2」を使って取り込む方法です。Nikon Transfer 2はNikonが公開しているフリーソフトで、Nikonのデジカメを買ったときにも付属品でついてきます。インストールするときは「View NX 2」というソフトの一環としてインストールされ、このソフト単体ではインストールできないかもしれません。その点は注意ですね。また、現在は「View NX 2」ですが、いずれ3、4とバージョンが上がっていくかもしれません。その時に応じてダウンロードしてください。

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では、なんでこのソフトを使うか、ということですが、パソコン教室で教わったからではないんです。もちろん理由があってこのソフトを使うことにしたんだろうな、と思ったあなた、正解です。相変わらず勘がいいですね。パソコン教室と違ってちゃんと理由があるんですよ。

最大の利点が「パソコンの時刻とカメラの時刻を自動で合わせられる」ことです。ある程度デジカメを使ってる人はわかると思いますが、デジカメの内部時計って今は本当に21世紀なのか、ってくらいに頻繁にズレます。一方、パソコンの時計はインターネットにつながっている限り、基本的にズレるものではありません。だから、カメラをパソコンに繋ぐたびに自動でカメラの時計を合わせてくれるのは便利なのです。

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Nikon Transfer 2(Mac版)の「環境設定」の画面。ここで「カメラ接続時に、カメラの日付と時刻をコンピューターに合わせる」にチェックを入れておきます。ちなみにCanonだと「EOS Utility」というソフトが該当します。他のメーカーは普段使わないんでわかりません。でも、多分同じようなソフトがあると思います。あ、でもこれ言っていいのかわからないけど、「Nikon Transfer 2」で富士フィルムのデジカメでとった写真を取り込めましたよ。

ではなんで、カメラの時刻を正確なものにしておく必要があるのか。別に記録をとってるわけじゃないし、1分2分時計がずれたって構わないよ、という考え方ももちろん理解できます。しかし、時計が正確に合ってないとやっぱり大変なときがあるのです。

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どんなときに大変なのか、もう気付いた人は勘がいいですね。もしや、写真を仕事にしてますね。そう、一番困るのはカメラを2台以上同時に使ったときなのです。写真を取り込んだ後に写真を時系列に並べたとき、カメラの時刻があっていないと写真の前後がバラバラになるのです。これは大変です。特に仕事で納品する相手がいると大変です。いちいち写真の時間を書き直すのも面倒です。なので、撮影前に使うカメラの時計を全て合わせておくとよいのですが、携帯電話や腕時計を見ながらいちいちそれにカメラを合わせるのもかったるいですね。なので、写真を取り込むときに自動的にカメラの時計を合わせてしまおう、というのです。これは本当にオススメです。うっかり撮影前にカメラの時計を合わせ忘れても大丈夫です。

カメラ一台しか持ってないし、というあなた。本当に一台ですか。手元にスマートフォン、ありませんか。何かのきっかけでスマートフォンで撮った写真とデジカメで撮った写真を一元的に管理することが今後ない、と絶対に言えますか。そんなわけで「Nikon Transfer 2」(他メーカーのでもいいですが)がオススメなのです。ただ、CanonのEOS Utilityはカメラを接続したときにしか環境設定ができないようでした。もしかして、カメラごとに環境設定しなければいけないのかもしれません。それだとしたら面倒ですね。

この方法のデメリットとしてはカメラごとにケーブルの端子が違うことでしょうか。いちいちケーブルも別のを用意しなければいけません。同じメーカーの一眼レフだというのに、いい加減にしたまえ、と言いたいです。僕もわざわざ「Nikon Transfer 2」を使い始めるためだけに一眼レフの箱から買ったままの状態で放置されていたケーブルを出しましたよ。

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「Nikon Transfer 2」を使う便利さを説いたところで、続いて、パソコンにカメラを接続したら自動的に「Nikon Transfer 2 」が起動してほしいなあという場合の方法です。Macのみです。圧倒的なWindowsシェアの世の中に反してマイノリティですみません。でも、Windowsでも大して難しくないと思いますよ。調べてみそ。

最初にMacにカメラをつないだら、「アプリケーション」から「イメージキャプチャ」を開きます。そうすると、上の写真のような画面になりますが、このソフトでは写真は取り込みません。画面左下にカメラの名前と「このカメラを接続時に開くアプリケーション」とでてくると思います。それを「その他」にして「アプリケーション」→「Nikon  Software」→「Nikon Transfer 2」と指定します。すると次からは該当のカメラを接続したら自動的に「Nikon Transfer 2」が起動します。ただ、これをカメラごとに「イメージキャプチャ」で指定してやらないといけないので少々面倒。一括でできる方法があれば教えていただきたいです。

以上、デジカメで撮った写真をパソコンに取り込む方法でした。具体的な取り込み方法は結局書かないままでした。申し訳ありません。でも、ちょっとソフトを使えばすぐ慣れるはずです。写真を取り込むというシンプルな行為の中にこれほどの奥深さがあります。普段何気なくやっているルーティーンワークも、今一度振り返ってそれがベストなのか、見直すとなんとなくライフハックぽいですね。

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ちなみに、写真取り込み後に漏れやエラーがないか確認するのは必須です。仕事などで責任ある撮影の場合は特に。僕はプロパティを見てバイトサイズが合っていればOKとしています。より厳密にやるのであればコピペではなくクローンを作成し、ハッシュ値を計算するのがよいでしょうが、手間を考慮してサイズだけ見るのがコスパ的に最適解かなと考えています。ただ、厳密にやることを否定しているわけではありません。そこは人それぞれですね。

2015-06-14 | カテゴリー コンピュータ | タグ

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