実際に買った経験から伝える、カメラをなるべく安く買えるかもしれない方法10つ未満!!
先日買ったNissin Air System、通称「NAS」。それでガンダムバルバトスを撮影してみました。数話前のラストシーン、昭弘がマンロディにやられそうになったときに颯爽と現れた場面です。現実の宇宙空間をイメージしているので画面が暗いですが、それはシステム上、レシーバーである「AIR R」をまだ一個しか買ってないからでもあります。1個8000円なので折あるごとに増やそうと思います。
さて、年末年始は世に言う年末商戦。ボーナスを手にした兵(つわもの)どもが家電量販店に跋扈し、経済を回すとはこういうことだよ、と学生やフリーター、個人事業主に買い物の仕方を身をもって示す季節です。カメラ機材もその影響は免れず、いかにカメラが神の目に近づく崇高な道具であると言えども、お金と交換するものである限り、日本経済の歯車であることに変わりはありません。そこで、今回はカメラやレンズをなるべく安く手に入れる方法を僕なりに書いてみます。これ以外にあるかもしれませんが、僕が実際に安く買った経験も書いてあるのでその分説得力があるはずです。この時期に限らず、年中使える方法もあります。買い物にあたっての条件は以下の4つです。
- 中古は状態などにもよるので対象外
- 為替の影響を受けるので海外から個人輸入する方法は対象外
- ストロボ関連、ストラップなどのカメラアクセサリーは年間を通して価格変動があまりないので対象外
- 価格.comより安くなきゃ意味ないじゃない!
家電量販店での交渉
安くカメラを買う基本ですね。カメラ以外でも、いろんな家電でこの値引き交渉が可能だと言われている、王道中の王道です。ただし、これがなぜ可能かというとカメラを買いたい人と売りたい人の利害が一致しているからです。つまり、値引きしなくても売れてしまうような発売直後のカメラだったり、品薄だったりするカメラはこの方法での値引きは難しいということになります。発売後、1、2年くらいたって供給の需要も安定しているようなカメラやレンズがよさそうですね。僕は以前これでポイント含め、最初の値段から2〜30%ほど安くしてもらいました。交渉のポイントはビジネスと同じです。すなわち、相手の目線に立つこと。具体的には交渉次第で今ここで購入を決意する覚悟があることを伝えることです。そして、それとは反対に、自分の希望した額になるまで冷徹になることも大事です(何度も上司のところを往復する店員に同情してはいけない、してもいいけど表情にはだすな、結果が全てだ、笑顔は買い物の後でいい)。
交換キャンペーンによる値引き
現在所有のレンズを生贄として差し出すと5000円引き、10000円引きをしてくれるキャンペーンがたまにあります。大手量販店などでは差し引くと価格.comより安くなるときがあります。きこりの泉のようなこのシステム、特にマウントが一貫しているNikonなどで有効です。この場合、今所有しているレンズの中で、人質に出すレンズを以下に安物で済ますかがポイントです。要らないレンズなんて、そもそも買わないですからね。こういうときのために普段からカビが生えたり、くもっていたりするジャンクレンズに興味をもち、一本くらい500〜1000円で投げ売りされているレンズを所有しているとよいでしょう。また、キャンペーンを行っているのを知ってからなぜか急に、初めて、たまたまジャンクレンズに興味をもって、500円くらいの安物をまずは手に入れてみるというのでもよいでしょう。しかし、ジャンクレンズを売っているようなカメラ屋は年末年始、しっかりと休業していたりするので注意です。ちなみに現金を返金してくれるキャッシュバックキャンペーンもありますが、なぜかキャンペーン中だけカメラの価格が上がる傾向にあるのでオススメはしません。キャッシュバックの方法も煩雑で、面倒です。
福袋
メーカーやカメラ屋が元旦に売り出す福袋ですが、その性質上、中身がわからないものもありますが、近年は想像がつくのも多いので、欲しい機材がちょうど福袋になって売られていたら買いかもしれません。デメリットは欲しい機材が必ずしも福袋になるかわからないことと、競争率が高く、手に入れられない場合も多いにあるということです……ヨドバシカメラァ……
例えば、来年2016年に売られるNikon公式の200万円の福袋ですが、おそらく中身は
D4s(519864円)、D810(264454円)、14-24(182063円)、新型24−70(226407円)、70−200(207955)の大三元F2.8シリーズ。SB−910(46880円)。価格は全て価格.comの値段。
単焦点望遠レンズは今年発売された300/4(185509円)、大口径広角レンズは24/1.4(180644円)、マイクロレンズは100ミリと60ミリがありますが、発売時期的に60ミリ(54379円)かと。ここまで合計が1868155円。これにヒントを明かされていないレンズ2本とテレコンバーターがついてくることを考えたら(アクセサリーなんかはおまけのようなものなので除く)200万円は軽く超えてくるでしょう。ただ、この機材の全てが必要でなかったり、すでにもっているレンズもあったりするともったいない気もします。転売禁止!
自治体発行のプレミアム付き商品券を使う
今年の夏も発売されたプレミアム付き商品券。使える箇所は限られているものの、1万円分の商品券で1万2千円分の買い物ができ(自治体によって差があるようです)、大変お得です。住んでいる自治体のカメラ屋で商品券が使用できるのであれば、約17%引きでカメラが買えます。特に、中野区は有名なカメラ屋もあるのでオススメです。デメリットとしては、商品券の使用可能な時期が限られているので、自分の需要と商品券が使える時期が一致しない可能性があることです。また、商品券が次回いつ発行されるのか、全く見えないところです。商品券がすぐ売り切れてしまうのも社会問題になりました。
プロになる(時間と情熱が必要)
プロはフラグシップクラスの機材を前のフラグシップカメラを下取りにだすことで安く買えることがあります。フラグシップカメラの発売直後に多い気がします。しかし、プロ登録をするのには実績とコネが必要で、安くはない年間会員費を払うことも考えると、機材を安く買うためだけにプロになるというのは割に合わないんじゃないかと思います。むしろ、機材を安く買いたいという動機以外でプロになって、ついでにフラグシップのカメラをお得に買えた、というくらいでちょうどよい気がします。
ヤフオク
中古は除く、と言っておきながらヤフオク。ただでさえ状態に注意を払わなければならない中古市場において、現物を確認できないヤフオクで買うのはリスキーです。たしかにその分、安価ではありますが、僕はヤフオクで中古の機材を買うのはもう新品では手に入らないものを買うときだけです。しかし、ヤフオクでは業者も出品しており、大手のカメラ屋も少なくないです。そういった信頼のある出品者から新古品(箱を開けただけのほぼ新品)を買うと結構安く買えます。ビジネス的にいうと、信頼は金で買え、です。デメリットは欲しいタイミングでそれが出品されている可能性は低いということです。特に新古品は滅多に出回らないのでそれだけでも貴重です。僕は24-70(旧型)をとても安く買えました。
以上、レンズとカメラを安く買う方法でした。今までの買い物をしみじみと思いだしながらこれを書いていたら僕も機材を買いたくなりました。なんてったって年末商戦ですからね。さっそく妻に交渉してみm……
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