買ってよかったドローン、Phantom 4 Proは本当に買ってよかった

Phantom4 Proというドローンをこないだ買いました。すでに持っているPhantom 4のPro仕様、ではなく、実質的な後継機と言われています。Appleで言えばiPhone6とiPhone6sみたいな関係です。すでに何度かフライトしていて色々と感じるところがあったので書こうと思うに至りました。基本的にべた褒めです。比較対象がPhantom 4(以下、無印P4と記載)だから当たり前なのですけども。ちょっとマニアックな面もありつつのレビューです。

画質が最高になった

Phantom 4 Proになって、カメラが全然変わりました。これまではコンパクトデジタルカメラと同じサイズの素子を使っていたのですが、高級コンデジに使われるような1インチセンサーになりました。これが購入に至る大きな決め手です。静止画は1200万画素から2000万画素にアップ。とはいえ、画素数なんかよりもセンサーが大きくなったことのほうが意味があります。写真をレタッチしていると、トーンに余裕があるのを感じます。センサーはSonyの裏面照射型のセンサーである『Exmor R』が採用されています。裏面照射型の説明は省きますが、高感度耐性があがることが特徴です。まだ試していませんが、夜間撮影などで活きるはずです。ただ、ちょっとクセがあるのか、RAW現像で狙ったトーンに仕上げるまで苦闘してます。単に普段使いのNikonと勝手が違うだけかもしれません。

カメラが大きくなって、内部構造に余裕がでてきたのでしょう、無印P4ではなかった絞り羽根がつきました。F11まで絞れます。もうちょっと絞れたらよいのに、と思いますが、そこは今後に期待。最低感度のISO100でF11だと晴天時はまだシャッタースピードが速い。動画を60pで撮影しようと思うと、シャッタースピードは1/125くらいにしたいところですが、ISO100、F11だと1/125になるのは晴天時の夕方くらいです。素直にNDフィルター買えって話ですけども。

それと、4Kを60pで撮影できるのは大きな進歩です(無印P4は4K30pまで)。地上波が4K放送になったらフレームレートは60pと規格が決まっているようですからこのPhantom 4 Proで対応できるわけです。もっとも、動画のビットレートは100Mbpsで変わらないというところ、4K60pで撮影するよりも4K30pで撮影したほうがディティールが鮮明との検証も見ました。今すぐ4Kが必要なわけではありませんが、4Kで撮影できる分、フルハイビジョンあたりに画質を落としたときにデジタルズームが使えるという利点があります(デジタルズームは無印P4でも可能)訂正:Phantom 4 Proにデジタルズームの機能が見当たりません。無印4はあるのに…今後のアップデートに期待ですかね。あと、動画が高画質になったせいか、最初についてくる記録用のMicro SDカードが無印P4よりも性能のいいSanDiskになっていました。

操作性ヌルヌル

ごくごく感覚的なものですが、無印P4より機体が滑らかに動く気がします。もっとも、無印P4でも経験値(Experienceの誤訳)をいじれば同じような操作性を得ることができそうですけども。ただ、デフォルトで調整不要というのは嬉しいです。カメラのチルトの滑らかさだけは無印P4と一緒でデフォルトではイマイチなので動画を撮る前に調整が必要です。

機能もけっこう追加されました

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使い込むまで慣れが必要ですが、インテリジェントフライトモードが増えたのが嬉しいです。Mavic Proからの採用ですが、トライポッドモードという低速でフライトできる機能がいいですね。周囲に障害物が密集しているところを安心して飛ばせます。このときだけは4方向に障害物検知センサーが働きます(普段は前後の2方向のみ、また無印P4は前方向のみ)。左右の障害物センサーはなぜか働きませんが、プロポ(コントローラー)の背面Cボタン長押ししているだけで「Narrow Sensingモード」というモードでフライトできるのも魅力。無印P4は2つあるCボタンのうち1つは使い道がなくて持て余していたんですよね。

フライト時間が長くなった、と公式で謳っていますが、別にこれはPhantom 4 Proの機能ではありません。新型のバッテリーの容量が増えただけです。バッテリーは互換性があるので、新型のバッテリーを無印P4につけても同じだけフライト時間が長くなりますし、反対に旧型のバッテリーをPhantom 4 Proにつけたら無印P4と同じフライト時間になるわけです。あとプロペラも共通です。プロペラは1セットで2500円弱と、消耗品扱いなのでどうでもいいのですが、メイン機サブ機と考えた場合は機材をわずかでも軽くできるのがいいですね。

このバッテリーの互換性があるためにPhantom 4 Proの購入に踏み切れたというのもあります。発表当初は上位機種のInspire 2に目を惹かれて、今更Phantom 4 Proか、ステップアップしたいなあと思っていたところ、やはり無印P4で買い足したバッテリーがPhantom 4 Proでも使えるということは決め手でした。ドローンのバッテリーはあまり長時間もたないので複数持ちが前提です。Phantom 4 Proのバッテリーでは飛行時間30分ですが、30分ギリギリまで飛ばすなんてもってのほかで(自動車でもガス欠ギリギリまで走りませんよね)、デフォルトの設定でも残りバッテリーが30%切るとアラートが鳴ります。僕はアラートが鳴る前に着陸させますので(当たり前だとは思いますが)、だいたい1フライトが17-20分ほど。バッテリー3つあっても1時間弱しか飛ばせない計算です。

アプリの安定性

前からそうですが、アプリの安定感がすごいです。カメラはいいんだけどソフトウェアがイマイチ、というメーカーもある一方で、DJIという企業がすごく上向きなのがアプリの作り込みから伝わるくらいです。最近のアップデートからでしょうか、動画を適当に撮っていただけで勝手に編集しておしゃれな音楽までつけてくれる機能もつきました。今流行りのAiですかね。だったら恐ろしい、すごい。僕が手作業でやるより編集うまいですよ。

こんな感じで、僕が特に気になったところをざっと書きましたが、他にも障害物検知が有効な最高速度があがるなど、多くの改良があります。同じ形状、サイズで仕上げているものの、ほぼ別機種じゃないか、という感想です。それでいて無印P4と互換性があるのがやはりよいです。まだまだフライトで追い込みたい機能も多くありますが、とりあえず無印P4と同時に飛ばして飛行中のドローンをドローンで空撮する、ってのからやりたいです。一人ではなかなか難しいので、誰か一緒にやりましょう。

2017-02-18 | カテゴリー ドローン | タグ