There’s 200-300 People on the shore

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遅くとった盆休みの最後、僕は仙台に寄って友人と会いました。焼き肉を囲みつつ、翌日の予定に何かオススメは、と相談して、海岸へ行ってみたいのだ、という話に。思えば僕は震災ボランティアで数週間ここにいた間も被災地を直接見たのは石巻に行った一度だけでした。そこで友人が紹介してくれたのが仙台中央タクシーがやっている「語り部タクシー」。被災地を運転手さんが案内しつつ、いろいろとお話もしてくれるそうです。ちょっと迷った結果、料金を聞くだけでもいいか、と電話してみたところ、1時間5300円(5350円だったか)、だいたい2時間〜3時間で回れる、今からだと30分くらいで用意できる、ということでそのまま泊まったホテルに来てもらうことにしました。天気はあいにくの雨、ときどき曇り。上の写真はだいぶ海岸寄りです。名取市の閖上地区と言えば津波の被害がかなり甚大だった場所として知られるようになりましたが、百聞は一見に如かず。今は草が生い茂っているこの写真から見える一帯はかつて住宅地だったところです。

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運転手さんは数日前に予約を入れてくれたら、iPadで映像も見せられたのだが、と言っていたので僕みたいに突発的でない場合は前々からの予約がいいと思います。タクシーで海岸に向かっている途中でもこの辺りの津波は何メートルくらいだった、ここに残っている建物を見るとわかる、ここで津波が止まった、など細かく伝えてくれました。そういうとこはレンタカー借りて勝手に行くよりよかったとこです。それだけでなく、この辺りは今はどういう計画があって、一方こういう意見もあってもめていて、ここに住んでいた人たちは、など今の話も伝えてくれます。

写真は荒浜。かつての松林だったところは今はかなり見る影もなく。奇跡の一本松がついつい思い起こされますが、比べてしまいますね。そして、僕の知る限り、3/11に最も早く津波の被害を伝えたニュースになったところ。当時のニュースでは「200-300体の遺体が荒浜の海岸に…」ということが言われていましたが、かなり衝撃を受けました。200人と300人の区別がつかないほど、大雑把にしか把握できない状況なのか、と。当時のイメージでは何かしら海岸に遺体のようなものが寝そべっている、ダリの絵的な、シュールなものを思っていたのですが、そうではなくて、海岸といえども瓦礫の山だったのでしょうね。その話はあいにく聞いてはいないし、瓦礫の後陰もないけど、何となくそうだろうとわかります。気づくのが遅いですけどね。震災から2年半経とうとしてますが、未だに現地はインパクトがあります。何かしら、大きな建築的なこともできるんじゃないか、という気にもさせられますが、いっそこのままでも、と思うし、そうもいかない意見もまた納得できるし、色々考えてしまうので、まあ、行ってよかったです。被災地、オススメです。

2013-08-31 | カテゴリー 日記 | タグ