ウワサのあのカメラを触ってきた【Nikon Df】

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先週発表されたNikonの新機種、「Nikon Df」。発表後、初の週末ということで新宿へ行く用事を早めに、Nikonサロンに寄ってみました。
Nikonの往年のフィルム時代の一眼レフを彷彿とさせる外観ながらも最新のデジタルカメラとしても上位機種としての機能を備え、センサーに至ってはフラグシップ機であるD4と同じものを採用されているという素晴らしい画質も期待できるカメラです。カメラ前面のロゴも昔のデザインです。Nikonも発表1週間ほど前から予告動画をサイト上で流すなど、力の入れ方が違いました(通常の新機種発表では流さない)。

しかし、広告の期待が多すぎたのか、発表後からのネットの口コミは賛否両論でした(否がやや多い気も…)。レトロなデザインとしては中途半端、機能に対して値段が高め、等々。ネット上ゆえに批判が多いのもあるのかもしれません。僕も毎日のように公式サイトの更新をチェックしてどんなものになるのか、期待していました。

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結論から言うと、僕はこのカメラにとても好意を感じています。金属の上質な質感もあり、クラシカルな見た目の割りにはNikonのFXフォーマット(35mmフィルムとほぼ同じサイズのセンサー)のカメラの中では最軽量。動画等の機能も省き、昨年から僕が使っているD600よりもさらに軽くなりました。このカメラのモチーフとなるくらいの時代のフィルムカメラに比べたらまだ大きなボディで、それに対しての批判もあるようですが、僕はデジタルカメラにはちょうどよいサイズと思います。というのもデジタルカメラはボディにも伴ってレンズも大きくなっているからです。特にデジタルカメラ用の大口径ズームレンズはかなりのサイズになりますが、それでもバランスがよいように仕上がっているのではないでしょうか。公式サイトでも種々のズームレンズを装着した写真が載っていますが、Nikonもそれをアピールしたいのではないでしょうか。

機能に対して値段が高いというのもまた的外れな指摘かなと僕は考えています。デジタルカメラはこれまで大同小異のデザインでした。特に、一眼レフとなるとこれまで数値のみのカタログスペックで語られることしかなかったのですが、前述した批判はそれの延長線上でしかなく、このカメラを一面についてのみしか語ってないことになります。このカメラの他の特徴を考慮せずに機能のみに対して値段をつけるには早すぎます。
むしろ、機能について言えば他のデジタル一眼レフより優れていると思うところもあります。例えば、センサーの感度であるISOが独立して専用ダイヤルになったところ。僕は昔からデジタルカメラはシャッタースピードとレンズの絞り、ISOはそれぞれ独立してダイヤルでコントロールできるべきだと思っていました。絞り優先モードで撮影するときにはシャッタースピードダイヤルが機能をなさなくなるなど、機構的にもったいないと思うところはありましたが、マニュアルで操作するにはとてもよさそうです。

見た目については個人のすきずきもありますが、少なくともこれまでのデジタル一眼レフのイメージを変えたことは素晴らしいと思います。カメラに明るくない世間の人々のデジタル一眼レフについての印象はともすれば盗撮やらマナー違反やら変態やら、悪いものも少なくない中で街中で持っているのがこのカメラであればせいぜいカメラオタク程度の偏見で済みそうです。また撮る側のことしかこれまでは見ていませんでしたが、撮られる側であるモデルさんもこのカメラだとテンションがあがったりするんじゃないでしょうか(個人差があります)。

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結局、2色ある黒か銀かを迷うくらいには魅了されるカメラだと思うのですが、いかんせん安くはないカメラです。先ほど価格が高いというのは早いと書きましたが、あくまでその価値にたいしてです。僕の場合、もしこれを手に入れようと思えば少なくない犠牲を覚悟しなければいけないのです。BIGを買うには十分すぎる理由ですね。

2013-11-10 | カテゴリー カメラ | タグ