2020年8月20日（木）

夜行列車は2時間ほど遅れてパリに着いた。日本の電車に慣れていると驚く。建築以外でも、アート、そしてゴダール。パリはひとつの夢であった。だからこの予定より遅れた2時間はすごくしびれを切らした。

近くにいたフランス人の若い女性に話しかけたが、大学で第二言語で専攻したはずのフランス語が通じずら仕方なく英語で会話した。何を話したか覚えていないが、いつパリに着くのか、今ははどのあたりか、みたいな単純なものだっただけにすごくプライドが傷ついたことだけは覚えている。

フランスは芸術の都と言うが、パリ市民すべてが芸術的なわけではない。事実、これまでに僕が会話したことのあるフランス人はみんなル・コルビュジエを知らなかったし、ゴダールを知らなかった。日本人がみな丹下健三を知ってるわけではないようなものだろうか。良い例えがわからない。

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