2020年8月3日(月)

最初はNikon D40でスーパーワイドヘリアーを使用していた。500gを切る当時としては小型なボディで(今はもっと軽いのがある)、なんちゃってパンケーキなこのレンズでは取り回しがしやすかった。

スタイルとしてはF8-11くらいまで絞り、シャッタースピードは1/250にはしておきたい。ISOは400ほどで固定。夕方になったり、曇天の時などにはそれぞれ調整する。ピントは2mくらいのところに置いておけば無限遠までパンフォーカスになる。

早い話が、『デジタル写ルンです』。露出も、ピントも気にしない。カメラを向けてシャッターを押せば撮れる、そんなカメラに仕上がっている。ただしそれ以外には向いていない。

スナップしやすい環境にいた時期は一日300枚くらい撮影していた。おかげで24mm付近はノーファインダーで画角が掴めるようになっている。そんな風に毎日大量に撮っていると、一眼レフはシャッターから壊れる。D40は8万回を超えたところで壊れ、修理に出した。次は7万回ほどで壊れた。だいたい壊れる1万回前くらいからシャッター音がちょつと変わったかなという感じを覚える。2回目の故障については居酒屋での転倒がトドメをさしたのを覚えている。その頃にはD40はもはや直すより中古を買った方が圧倒的に安いカメラになっていた。

そのタイミングで、使わなくなっていたD90にスーパーワイドヘリアーを付けた。このレンズをつけると、少なくともミラーユニットは修理送りになるレベルで使えなくなる。なので、基本的に一台のカメラにつけたら壊れるまで使い倒すのがよい。言い方は悪いが、寄生のようである。D90になって良かったことはライブビューが使えるようになったこと。前にも書いたが、細かい構図の調整が効く。一応、画素数が増えたことも良い。D90が限界にきたら、次はフルサイズ機に装着して15mm本来の画角でやってみようかなと思っている。

また、一時期、マウントアダプターを介してFujifilmのX-E2で撮ってみた。一眼レフではミラーボックスが干渉するがミラーレスではそれはない。富士フィルムの色の良さもあり、すごくよい組み合わせであった。ただし、ミラーレス機のデメリットは電池。一眼レフはいつでもシャッターを切るだけなのに、ミラーレスは電源オンオフの手間が入る。理想としていた『デジタル写ルンです』からは離れてしまう。

ちなみに壊れたD40は娘のオモチャになった。さらに、追加でD40を購入し、これにはキットレンズをつけっぱなしにしている。

2020-08-03 | カテゴリー 写真日記 | タグ

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