Godox H200Rを買いました。これは使い方が悩ましい。
しばらくこんなセットで普段の撮影していました。AD200にチューブヘッド+リフレクターの組み合わせです。トリガーにX1Tをカメラ上部につけ、その上にEC200で分離したAD200のヘッド部分をつけます。AD200の本体部分は肩掛けしたり、バッグに入れたり。疑似クリップオンストロボですね。圧倒的な発光量が特徴で絞り値にもよりますが、ISO800くらいからストロボが絞りきれなくて画面が露出オーバーになります。
ところが、ネットでまた評判なのがH200R(上の記事でも書いています)。あるブログで通常のリフレクターより発光量があるというホントかよ記事があったので気になりすぎて臨時収入を使ってしまいました。そんでもって上の記事でできなかった配光特性の検証です。
↑以前の配光特性の記事。
これでAD200の3つのヘッド、クリップオンヘッド、チューブヘッド、そして今回のラウンドヘッド(H200R)が揃ったことになります。
じゃ、早速検証していきます。比較したのはチューブヘッドに標準リフレクターつけたものです。
H200Rをフル発光。ISO64、F11です。距離は2mくらい。すんごいフラットな光が飛んでいます。
チューブヘッド+標準リフレクター。おいふざけんな。チューブヘッドの方が光量あるじゃねーか。もしH200Rがチューブヘッドより光量があれば、標準リフレクターより明るいし、クリップオンヘッドよりも配光特性がよくて、デフォルト2つのヘッドのいいとこ取りで、もはやH200Rだけあればいいじゃん、という夢を見ていた時期もありました。でも一気に打ち破られましたね。チューブヘッドの方が顕著に光量あるってなんですか。
なんか期待裏切られたのでもうちょい検証したくて全体を撮影。ストロボを壁に近づけて撮影しました。ISO32(減感)、F16で撮影です。同じくフル発光で検証。かなり柔らかい光が飛んでます。
一方のチューブヘッド+標準リフレクター。中央部がしっかり明るい。白飛びしてます。さすがのパワー。一方で、周辺を比べるとだいたいどちらも一緒。むしろ中央から周辺までがなだらかな光のH200Rのほうがコントラストの点では好ましい場合もあるかと思います。
最後にTTLのテスト。なぜかD850との組み合わせが外部ストロボは-0.7EVされます(Profotoもそうでした)、他のニコン機もそうでしょうか。なので、トリガー上で+0.7の調光補正をかけてやることでexif上では初めて±0になるわけです。で、これがH200R。
ほんでこれがチューブヘッド+リフレクター。H200Rのほうが広めの範囲をカバーしています。まあ、それはいいとして、同じ調光補正でこんだけ明るさが異なるのが問題ですね。だからGodoxのTTLは信用ないんだよ!
まとめ
前回の検証とまとめると以下の感じでしょうか。
発光量
クリップオンヘッド > チューブヘッド+標準リフレクター > チューブヘッド+標準リフレクター+ディヒューザー > H200R
配光特性の良好さ
H200R > チューブヘッド+標準リフレクター+ディヒューザー > チューブヘッド+標準リフレクター >(越えられない壁)クリップオンヘッド
で、実際の場面ではチューブヘッドとH200Rを場面に応じて使い分けることになるのかなあと。なければないで使い分けようがないので、正直めんどい。ただ、柔らかい光になるおかげでオフカメラでやるときはアンブレラやソフボが不要になったりするんですかねえ。
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