D850、1年経ちまして、そしてミラーレスにつづく…
D850をメイン機に据えてから1年が経ち、その間のカット数たくさん。確実にこれまで食べてきたパンの枚数よりは多いです。つけたレンズも数知れず。汎用性の高さではまさに王道一眼レフという印象です。この1年間の運用方法をまとめて書こうと思います。
縦グリ
当然、縦グリつけると機動性が落ちるのが欠点です。しかし、長時間の撮影では縦構図が楽になるメリットも享受できます。ブツ撮りやスナップでは外します。旅行なんかでバッテリー交換の余裕があるときは縦グリよりも予備バッテリー持った方が便利ですね。秒9コマは私の使い方では活きる場面がこの一年でありませんでした。7コマでも足ります。
撮影メニューのプリセット
撮影の設定を4つ保存できます。これは仕事の種別ですぐ切り替えられるので便利です。撮影前にプリセットをひとつ作っておくと楽ですね。前機種のD810はあるのでしょうか？（追記：D800系とフラグシップにはあるそうです）今のところ、L、M、SそれぞれのRAWで3つ、s jpgのみで1つ。計4つ全て使っています。D850はSサイズで約1200万画素あり、それで足りる仕事もけっこうあります。これが便利すぎて4つじゃ足りないくらいです。本当は仕事の現場別にプリセットを作りたいところ。
システムとの関連性
ストロボ、ホットシュー、レリーズなど当たり前だけど一通り揃っています。XQDカードとUSB-CのみのMacBook Proの接続が面倒です。結局カードリーダー通さず、直接ケーブルでつないでデータを読み込んでいる事が多いです。XQDのカードリーダーでマルチカードリーダーがないのだけが困りどころ。どうしてもカードリーダーがD850専用になってしまいます。
AF
AFをどうするか、色々迷った時期があります。NikonのAFシステムは多様。色んなカメラマンに聞いたりもしました。多分、ピッタリのを選べばすごいよい結果になる。けっこう試行錯誤した結果、被写体と撮影内容に応じて変えるのが一番いいという結論に至りました。よく使うのがAF-Sの1点、9点とAF-Cの9点と3Dトラッキング。AFポイント数も11点と55点で変えていて、動き物や人物は11点、物撮りなどの静物では55点にしてます。これはAFポイントが多いと動かすのが大変というだけです。話が込み入っていてすみません。その点、CANONの一眼レフは背面のマルチコントローラーをぐるぐるやると素早くAFポイントが移動できるのでいいなと思っています。
ミラーレスに思う
世間の流れがミラーレスに移動しつつあるのはわかります。でもその理由にまだ納得しきっていません。ミラーレスのメリットって、小型軽量と言われていますけど、結局高性能なレンズを使おうと思えばそれなりの重さになることは明らかだですし、個人的にミラーレスの一番のデメリットと思うバッテリーライフの悪さは未だ改善されないですし、こればかりはバッテリのブレークスルーがないと難しく、つまり一眼レフでさえバッテリーの消耗が激しいブツ撮りテザー撮影の現場ではミラーレスに置き換わるなんて夢のまた夢なわけです。最近はUSB給電のカメラもありますが、それが前提ですよね。
次にEVFが心配です。電子ファインダーがいくら進化したと言っても目の近くで液晶見るのはあまり目によくないんですよね。長時間の仕事だと目が疲れそうです。これからもどんどん歳とってくのに積極的に目にダメージ与えるってなんですか。子どものころ、ファミコンやりすぎで目が悪くなるぞ、とか、テレビからもっと離れなさい、と親に言われませんでしたか。カメラマンはブルーベリーを食べるのが当たり前の時代が来るかもしれません。
それとボタンの数。一眼レフって上級機ほどボタンの数が多いのです。理由は単純で、色々撮影メニューのショートカットのカスタマイズ出来るようになってるのです。本当のところD850でさえ、もうひとつふたつボタン欲しいな、と感じるくらいです（D5買えってかわかりません）。ミラーレスの小型ボディにどこまでボタン詰め込めるかってのも現状疑問です。
最近思うのはミラーレスでのマウントやり直しによって高性能なレンズを設計できるメリットを活かして、ほんとの歪みなしの超広角レンズ作れませんかね、と。ゼロディストーションとか言いつつ建築撮影のように緻密に垂直を出す撮影だとやっぱ目立ちますよ。作れてもお高いんでしょうけど。
あとはいつ自分がミラーレスに移行するのかって問題です。とりあえず仕事で使える、メーカーが一眼レフを捨てにかかっているのが読み取れる時代が来る、というのが前提でしょうけど、あいにく今のD850に大変に満足しています。しかも買ってまだ一年ですし数年、もしくは10年くらいは使い続けるつもりの意気込みで買ったのですよこちとら。
買った当初のブログで書いたとおり、D850が本当に最後の一眼レフになりそうです。
関連コンテンツ
スポンサーリンク