レンズにカメラが付いているカメラ、つまりカメラ付きレンズ
先日買ったPENTAX Q7ですが、こういうミラーレス機は一眼レフ用のレンズがマウントアダプターと言われるものを介すと簡単に取り付けられます。これはレンズ後端と撮像素子の距離に関係するのですが、詳細は省きます。ミラーレス機のラインナップが豊富になるにつれ、マウントアダプターで昔のレンズを楽しむ人たちが集まったりする、新しいコミュニティすら生まれました。僕がPENTAX Q7を買った理由も何をかくそう、Nikonのレンズを使いたいというのもありました。買ってしまった今だから言えますが、7〜8割がたそれが目的です。
それで、上の写真のようにNikonのレンズをつけてみました。装着したレンズはNikonの最新技術が投入された望遠ズーム、70-200/F4です。絞り機構のないレンズはミラーレス機とは相性が悪いのですが、それを解消できるマウントアダプターを買いました。こうなると、レンズ付きフィルム(写るんです、などの商品分類)ではありませんが、レンズ付きカメラ、というような見た目になります。実際にカメラ部分を持つとテコの原理でレンズとカメラの接合部分からポッキリ折れるんじゃないかというような不安に駆られますので、持ち運ぶときはレンズ部分を持って歩きます。
PENTAX Q7にNikonのフルサイズ用レンズをつけると換算して焦点距離が4.6倍ほど望遠になります。つまり、70-200mmのズームレンズだと約322-920mmの超望遠ズームレンズになるわけです。望遠レンズがどれだけ望遠かを示す指標の一つとして、なぜか月を撮影するのが一般的ですので望遠端(換算920mm)で月を手持ち撮影しました。
このようにマウントアダプターを装着したときはマニュアルフォーカスにせざるを得ないのですが、このカメラのよいところで、MF時にピントを確認しやすいように、モニターが自動的に拡大される機能がついています。また、ピントの合っている位置がわかりやすい、ピーキング機能もあり、開発陣は最初からマウントアダプターをつけられることを想定していたのではないかとさえ疑ってしまうほどです。手振れ補正もカメラボディ内についてますし。
しかし、このカメラに70-200のような望遠レンズをつけると、日中にはモニターが明るすぎて構図が確認しずらい欠点があります。1mmカメラが動いただけでも望遠レンズでは大きく構図が変わるので、これは不利です。一方で、暗くなってからでは望遠レンズに必要なシャッタースピードがでません。このカメラは一眼レフのような大型のセンサーでない分、暗いところではISOも十分に上げられなく、弱いのです。
なかなか一筋縄ではいかないカメラですが、その不便さも含めて楽しめるのがマウントアダプターなのでしょうね。絶対仕事では使えないけどな!
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