3Dカメラの本命、Qoocam EGO。
Kickstarterで見かけたのが数ヶ月前。普段クラウドファンディングは投資しませんが、3D好きな僕は即支援しました。で、コロナで中国のロックダウンなどを経て、ようやく本日到着したのがこのカメラです。KANDAOのQoocam EGO。KANDAOは3DやVRやってる人ならお馴染みのメーカーです。3DなんてSNS的ではないし、ニッチだけども、敢えて声をあげます。このカメラ最高かよ。
このカメラの特徴はいくつかあるのですが、まずは3Dビューワーが付属でき、その場で3Dが見れること。カメラの後ろにつけて確認できます。ビューワーをつけると自動的に背面液晶が3Dモードになります。便利。これまで3Dカメラというのは撮影現場で立体感を確認するのが困難でした。
それと、VRを捨てて3Dに特化しているのもよいです。最近は3DといえばVRのイメージがありますが、VRの最大の弱点は解像感が弱いことです。(いくら4K・8Kと言っても360°や180°の画角全体で8K4Kでは実際に見えてる範囲の解像度は低いです)。3DVRと通常の3Dの違いは頭を振ったときに画面が動くかどうかの違いですが、このカメラは片目1920のフルハイビジョンに限定している分、解像度がいいのです。このあたりは実際にVRを楽しんだことのある人なら感覚的にわかるはず。KANDAOはこのあたり、よくわかってます。
写真だとこんな感じです。jpgでひとつのファイルです(オリジナルは8000×3000、片目1200万画素)。アップデートでRAWに対応予定とのこと。焦点距離は35mm換算で24mmほど。ざっくりとピント位置が決められます。最短の30cmだとさすがに背景もアウトフォーカスになります。
僕はこれまで3Dといえばinsta360のEVOを愛用してきました。それが今回、このQoocam EGOに取って代わった感じです。insta 360 EVOは3DVRが撮影できるのですが、いかんせん画面が全体で5K。比べるとQoocam EGOの解像感、立体感はすごいです。
このような遠景でも立体感が感じられます。ただ、なぜか左右でこの写真だけホワイトバランスが崩れてました。これはさすがに、と思ったものの3Dで見ると多分、色が中間に混じって違和感は感じませんでした。このついでにデメリットをまとめますと、スマートフォンアプリとの接続がイマイチだったのでした。ただ、このカメラは単体で機能的には完結できるので、あまり不便に感じません。今後のアップデートにゆっくり期待です。あとはシャッターボタンが重い気がします。動画はともかく、写真は構図に関わるレベル。
映像の解像感もかなり良いです。僕がこれを買った本命としてはFPVに載せることがあります。そのため、重量は大事。172gと軽くはない数字です。
一方これまで載せてたinsta 360 EVOは115g。50gほどの違いはドローンでは大きいです。が、insta 360 EVOはネジ穴が偏っているデメリットがありました。Qoocam EGOはしっかり中心にネジ穴があるので、そのあたりのバランス感で重さの差を吸収できるかなと期待しています。
結論として、Qoocam EGOはかなりブラッシュアップされた3Dカメラと言えます。ドローンに載せてのフライトが楽しみです。こういうカメラはバッテリー内蔵であることもデメリットだったのですが、Qoocam EGOは別売りがあるので長時間の撮影も大丈夫です。
最後にドローンに載せた3DVR映像を。insta 360 EVOで撮影。これがより高画質になると思うと楽しみしかありません。
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