よい撮影はよいロケハンからはじまる

ロケーションハンティング、略してロケハン。モンハンとの違いはハントするのがモンスターかロケーションか程度です。本番撮影に比べて割と気楽に臨めるのがロケハンですが(少なくとも僕はそうです)、それはそのほうが柔軟なアイデアが出るからと思っています。

ロケハンなしの撮影とロケハンありの撮影を比較した場合、ロケハンなしの撮影がロケハンありの撮影に比べて質が同じ、ということはあっても、上がるということは決してありません。ロケハンは手間がかかる分、よい結果につながることが多いです。できれば撮影時と同じ天候、時間で行えるのがベストですが、そうできないことも多いため、そこは経験とカンで本番の光線状況を想定します。

先日のロケハンは大変いいロケハンで、終わる頃には頭の中で絵が出来上がっていました。一旦スケッチしておくときもあります。箇条書きで必要なカットを書き出しておくこともあります。それが出来上がれば当日はそれに合わせて撮影するだけです。当日の現場で考えずに済む余裕ができているため、当日の多少の変更や変動にも対応できるわけです。撮影は準備8割。万全の準備の整った撮影に失敗はありえません。これはトートロジーですが、もしあなたが撮影に失敗したとしたら、それは準備が万全でなかったところがあるのです。撮影の失敗をロケハンのせいにはしないことです。

2018-03-07 | カテゴリー 写真 | タグ

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