Adobe更新!Lightroom ClassicとLightroom使ってみた!
Adobe CCが新バージョンになり、Lightroomもちょっと複雑になりました。しかし、D850のRAWに対応。これが何より嬉しいです。また嬉しいことにDNGに行なっていたレタッチはD850のNEFに引き継がれています。ただし、クイックコレクションやフラグ、レーティングなどは引き継がれていないようで、そこだけは残念です。
今回のアップデートで、これまでLightroomと僕らが呼び、愛していたソフトは別のものになってしまいました。僕らがこれまで使っていたPhotoshop LightroomはPhotoshop Lightroom Classicという名称になってしまいました。名前が長いです。Photoshopならフォトショ、illustratorはイラレです。Lightroomは特に略称がありませんでした。今後はライクラとでも呼びましょうか。いいえ、呼びません。使い方はこれまでと特に変わらず。マスク機能が優秀になるといった新機能が追加されました。
だいたい、Classicと名前がついた時点で将来がないのです。きっとAdobeの中では今後、開発にチカラを入れたくないソフトランキングの上位に食い込んでいることでしょう。iPod Classicのことを、皆さんは覚えていますか。
しかし、このままクラウドベースのアプリがメインストリームになると色々とまずいです。今回発表された新しいLightroom、契約プランの一番よいのでも容量は1TBしかありません。追加購入もできるようですが、プロが写真を全部をアップしたら一体毎月いくらかかるのでしょうか。
そんな新Lightroomですが、早速Macにインストールしてみると操作性がすこぶるよいのが第一印象です。快適。ただの簡易版と思っていましたが、むしろLightroom Classicがここから学ぶインターフェイスもあるのではないでしょうか。
デメリットは、容量の他に現像項目が一部限られていることです。明暗別補正がはしょられているが、僕はほとんどの写真で調整していますし、シャープもしきい値や半径が設定できません。仕事の納品用には使えんなあ、という印象です。外出先やロケ先でモバイル端末からある程度セレクトと修正を行なって、あとはPCでフォトショで追い込む、という使い方も想定できますね。ただ、これは従来のLightroom mobileでもできたことです。であればやはり1TBの容量は少なすぎるし、Lightroom Classicにカタログごと移動できればよいのに、と思ってしまいます。新たに導入されたAdobe Senseiでもタグ付けしづらい写真を普段から撮影していますが、せっかく使えるのだから、何か活用できる方法を見出して使っていきたいな、と思います。
ちなみにLightroomがさらに複雑なものになる理由が、モバイル版Lightroomが別にまたある、ということにあります。発表直後で僕の誤解があるかもしれませんが、とりあえずまとめると
- Lightroom Classic → 従来のLightroomと同じでデスクトップで使う
- Lightroom → デスクトップの他、モバイル端末でも使える(Classicに比べて現像機能制限あり)
- Lightroom mobile → モバイル端末向け。Lightroom Classic(旧称Lightroom)と画像を同期できる。
この中から最初に消えてゆくサービスはいったいどれになるでしょうか…
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