2020年2月19日(水)
大学時代、集めていた椅子は思い出せないくらいにある。家に友人を招いて飲みをしても椅子が余るくらいだった。
そんな中、ある出会いがあった。倉俣史郎のミスブランチである。デザイン史としても重要な椅子はあまりにも衝撃的だった。手に入れることは無理ともせめて一目見たい。その夢は数年後に叶ってしまうのだけど、倉俣史朗との出会いは僕の進路すら影響を与えた、も書くと同級生は納得するに違いないが。
我が家に一脚だけ、倉俣史郎がデザインした椅子がある。例によってヤフオクで手に入れた。その椅子はメッシュスチールでできていて、まさに名作ハウハイザムーンやシングシングシングの時代のデザインだ。残念ながら作品集や展覧会の図録に載っていない。
ので、ある意味貴重と言えば貴重なのだが、家ではなかなか座る機会もない。当たり前だが、メッシュスチールなので、長時間でなくとも座っていると痛いのだ。クッションが必須になる。
とはいえ、それでもよいのが倉俣史郎の椅子だ。将来、僕が死んだら、遺族には是非ともさいたまなり、富山なり美術館に寄贈してほしいと思っている。
2020-02-19 | カテゴリー 写真日記 | タグ
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