こういう未来を感じたかった!VUFINE+開封の儀です。さっそく装備して行くかい?
ドローンって法律で目視飛行が定められています。常にフライト中は肉眼で見とけよ、ってことです。一方で、カメラに写っている映像がどんなのかは手元の送信機を見ないことには確認できないという矛盾があります。また、遠くへ飛ばすほど遠近法で距離感がつかめなくなるのでドローンから送られてくる映像の方がわかりやすい、という現実もあるのです。しかし、ドローンのカメラに写っている映像だけ見ていると映像の写っていないところでどんな障害物があるか、またはそれが第三者だったり、誰かの車や家だったりすると…想像するだけで恐ろしい。
どうにかフライト中のドローンを目視しつつ、ドローンのカメラに写っている映像も見ることができないか、この矛盾した願いをかなえてくれるのがこの『VUFINE』です。リンクを見てもらえばわかりますが、メガネの上から映像を映し出すことで、映像を常に確認できる状態が作り出せるという便利なものです。上の箱にも「Real Life Picture-in-Picture」と書いています。Picture-in-Picture、テレビで画面の右下あたりにちらっと別の映像が出てるアレですね。ニュースの中継とか変なバラエティ番組の中継などでよく使われています。それと同じ体験を現実世界でやれるのです。つまり、歩きスマホが堂々とできるのです(これでポケモンGOが捗る)。歩きながら映画を見ることもできますし、ちょっと重いですが発電機とPS4を持ち歩けば歩きながらPS4で遊べるわけです。あとは、自転車乗ってるときに後方にiPhoneのカメラを向けて固定しておけばバックミラーの代わりにもなりそうです。
これを知ったのが先週中頃で、先週末、幕張メッセで開催された『JAPAN DRONE 2017』で実機を体験し、講演を聞いてこれは買いだ!この価格でこの性能はありえんぞ、これ!と思ってポチったのです。
ちなみに、ドローンでもPhantomシリーズの多くはデフォルトではHDMI出力がついていないので、出力モジュールを別途買う必要がありました。また、HDMIも大きい方の端子しかついてこないので、小さい方のHDMIのメスしかついてない端末の場合は別途、Amazonなんかで変換プラグを買う必要があります。iPhoneも出力するのに少々ケーブルの準備の手間が要ります。さて、ガジェットを買ったら開封の儀を行うのがインターネットの礼儀です。開けていきましょう。
まずは、テープを剥がします。今回はカッターを入れることにしました。学生時代から使っている30°の黒刃です。カッターの刃は45°のものと30°のものがありますが、45°は工作向きなのに対して30°のほうは鋭く切れるので用途に応じて使い分けるといいでしょう。黒刃を使っているのは油が塗ってあるので耐久性が増すのと、なんか玄人っぽいからです。
開きました。
角度を変えて写真に撮ってみました。商品名が書いてあるのと、多分シリアルナンバーが打ってあります。
大胆な構図で撮ってみました。
さあ、いよいよ中を開けてみます。一番上には説明書らしきものが入っています(ちなみに説明書でした)。
説明書の下には本体が入っています。上側をメガネのフチに装着するわけです。
本体を一旦置いといて、開封の儀を続けます。本体を取り出すと、下には突然現れた青緑!これまでデザイン的に青緑の要素が全くなかったので驚きました。
さらに開封を続けます。なんかこんがらがってきた写真です。
ケーブルや付属のアクセサリー一式が入っていました。全部入っているかどうかは、最初に取り出した説明書とつけ合わせて確認する必要があります。
中身。メガネにつける部分やケーブル類、そしてシール。このシールは先週のJAPAN DRONE 2017でも配っていました。なので、僕、このシール今2枚持ってます。欲しい人いますかね?
それと、これだけ説明書には載ってなかった謎のパーツ。これがないと使えない、ということがあるのでしょうか。推測ですが、乾燥剤と思われます。
乾燥剤らしきものは一旦置いといて、さらに開封していきましょう。なんと、一番底にはロゴ付きのケースが入っていました。
中にはダテメガネ。そう、メガネを普段していない人も使えるように、最初からダテメガネが付属しているのです。これで裸眼やコンタクトの人も安心してこのVUFINE+を購入できますね。
さあ、これで箱には何もなくなりました。以上で、開封の儀を終わります。写真が無駄に多くて申しわけありませんでした。
肝心の本体です。使い勝手はどうかというと、とてもいいです。最初だけちょうどよく眼の前に合わせるのに時間がかかります。メガネの前にこんなのがあっても、意外と遠くをみているときは存在が気にならないんですよね。人間の目って不思議。それと、下手にBluetoothなどにせずに、有線のみを採用したところが潔くて好きです。推測ですが、Bluetooth使っていたら接続不良とか断線とかでイライラしそうです。しかし、そういう問題もクリアできるようになったら後継機などでは採用されるかもしれませんね。
残念な点、というか、どうしようもなかった点ですが、僕が普段使っているメガネだとツルが細すぎました。一応、付属の細いツル用のアダプターはありますが、端末の重さでメガネが傾いてしまいました。昔使ってた太いフチのメガネを久しぶりに出しました。太いツルのメガネを持っていない普段メガネ派の人は注意してください。この端末はVRとか360°動画とかと一緒で、実際に体験しないと良さがわからないものです。普段からつけているとかなりサイバーな見た目になりますが、来るべきウェアラブルな新時代をまずはこのVUFINEで先取りしたいと思います。
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