D850、手元に届いて触って見て舐めて添い寝しての感想
発売日の9月8日にD850が届きました。冒頭から脱線すると僕はここ数年、Nikon一眼レフは発売日に買ってばっかりです。D600はフルサイズ移行のタイミングで、Dfは独身時代の最後の大きな買い物で(D600のときは散々な目にあいましたが)。偶然ですが、僕が必要となるタイミングと発売が合ったのです。Nikonと僕は体は違えど心はひとつ、のような気分になります。偶然ですが。さらに脱線すると、RAWがAdobeのフォトショ、ライトルームで開けませんでした。発売直後なので当たり前なのですが、すっかり忘れていました。Nikonの純正RAW現像ソフトは使いづらいですね!
話を戻して、同じフルサイズカメラでもD850はD600とは大きく違うと感じました。例えば、設定項目の細かさ、ボタンの多さ、ボディの堅牢さ。今回は使って気づいたD850のよさがテーマです。D850の写真とともにお楽しみください。
シャッター音
やはり、一眼レフの醍醐味といえばシャッター音。D850のドライで高級感ある音は新鮮です。ミラー駆動を制御するメーカー側の努力がここから察せられるとともに、シャッター音専門の音響デザイナーがいるんじゃないかと勘ぐってしまいますね。エントリー機の甲高い音とは聞いただけで違いがわかります。いろんなカメラのシャッター音だけサンプリングしてDJやったら面白そうですよ。リズミカルで楽しいはず。フラッシュも一緒に炊いたらそこはもはやステージ。
それと、連写の気持ち良さもこのクラスの機種の特徴です。上の動画はiPhoneのマイクで撮影したので、音がよくないですが、連写の楽しさは伝わるかと。カメラ好きのみなさんって量販店のカメラ売り場いくと、とりあえず連写してみますよね。連写って本来、そのくらい気持ちのよいものなんですよ。『マシンガン』という名詞には『ぶっぱなす』という動詞が似合うようなものです。動画は、縦グリつけて秒9コマで撮影しています。秒9コマで4500万画素…秒速でギガが減ります(約2秒で1ギガ)。
ファインダー
D850の最大のウリと評価してもいいくらい、ファインダーがよいです。ファインダーで感動したのはフィルムの中判カメラのウエストレベルを初めて覗いたとき以来です。しかも、今回はフルサイズのファインダーにすでに慣れている中での感動ですからね。世の中はミラーレスカメラが主流になりつつありますが、いったいファインダーを覗いて感動するようなカメラがどれだけあるでしょうか。僕がミラーレスカメラを揃えるのは当分は先のことだろうなあと感じさせる、傑作ファインダーです。おそらく、0.75倍という非常に高いファインダー倍率のおかげと思われますが、こういうのはなかなか数字で表せないですね。
ボタンが暗闇で光る
D5にもある機能ですが、カメラの背面ボタンを暗闇で光らせることができます。昨日、夜道を歩いてみたのですが、便利。発光量が絶妙です。たとえ夜でも、繁華街のようにボタンが肉眼で確認できるくらいに明るいと、ボタンが光っているのがわかりません。また、暗所で光を出すと撮影の現場では周りに迷惑がかかることが少なからずありますが、おかげで周りに光が漏れません。
背面液晶のタッチスクリーン
触るまではどんなものかな、と思ってた機能No.1だったタッチスクリーンですが、スマホが日常化しているため、かなり便利に使えます。これまでセレクターでカチカチやってたのがタッチスクリーンだと1タップですからね。タッチでフォーカス、シャッターも切れます。iPhoneかよ。
このように見ていくと当たり前の機能が多いですが、当たり前の機能がハイレベルなのがD850なのでした。高画素で高速連写の一眼レフなんて、5年前のデジカメユーザーが聞いたら『うへえ』と思うことでしょう。デジタル一眼レフはもうこれが人生最後の一台でいいですよ。
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