なんで今日、D5の開発発表がされたのか

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Nikonが新型フラグシップ機「D5」の開発発表を行いましたね。そりゃあいつかは出るだろうってのがカメラに興味ある人であれば当然のことです。カメラのフラグシップ機というのは最高機種で、フィルム時代からオリンピックイヤーに合わせて発売されるのがNikonとCanonでは当たり前になっております。であれば2016年のオリンピックに合わせて新型フラグシップ機が出るのはカメラに興味のない人でも想像にたやすいことかと思います。

では、いつ発売するよ、でもなく、こういうスペックだよ、というのでもなく、単に開発してますよ、というのを発表する必要があったのでしょうか。「いつか発売されるのは言われんでもわかっとるわ!」というのがこのカメラの購買層の率直な感想かと思います。僕にはNikonの開発チームとの裏の関係がないため、推測にすぎませんが、理由を少ない脳みそを振り絞って考えるに……

まずひとつは僕にこのカメラを買えというメッセージです。実は僕には妻が一人だけいるのですが、今日がその妻との結婚記念日です。だから、Nikonの開発部が暗にこのカメラを買うのだ、と言っているのだと解釈できます。実際、僕は前の機種であるD4と同じセンサーを使ったDfを買って写真を撮っています。それで、フラグシップ機のセンサーの良さを感じているため、D5に期待するのも自然です。しかし、この推測には疑問点があり、先ほど述べたように僕はNikonの開発チームに知り合いがいないため、百歩譲って僕にこのカメラを買ってほしい誰かが仮にいるとしても、その人がなぜ僕の個人情報を知っているのかが謎です。この謎は最大の謎であり、ともすればこの推測自体が妄言となりかねません。

もうひとつは、こちらのほうが真実味があるのですが、ライバル会社への牽制かな、との推測です。一応、誰もがD5がいつか出ることがわかっていたとしても、公式でつくってますよん、と言うのはやはりそれなりにニュース性があります。Canonはじめ、他のメーカーへのプレッシャーになるかもしれません。サードパーティーの中では、「じゃあ、うちも今からD5に合わせたカメラアクセサリーの開発を始めようか」と思うメーカーもでてきて市場が活性化する可能性もあります。フラグシップ機に興味がなかった人でも潜在的な購買欲をそそられ、中には、「ああ、買ってみようかな」、と思う人が出てくるかもしれません。「最近のNikonはいいカメラでねえな、Canonに移ろうかな」と思っている人への足止めにもなるでしょう。株やらなんやら経済を分析してのベストタイミングが今日だったのかもしれません。

2つの推測のうちのどちらかだとは思うのですが、僕としては同時に発表された新しいクリップオンストロボ「SB-5000」が気になります。「D5のスペックはこうこうあってほしい」という個人的な希望は見るに堪えないのですが、この新クリップオンストロボに関して言えば、リチウム電池式のバッテリーにしてほしいと思っています。夏にこの方式のクリップオンストロボが発売されていましたが、Nikon、Canonなどは未だ単三電池4本です。熱やらチャージタイムやら安全性など、色々と問題はあるのかもしれませんが、単三4本て、いい加減古いですよ。急ぎのときに電池が切れたら4本もあるので交換に時間がかかりますし、万が一そのうちの1本でも反対に装着してしまったらもう目も当てられません。リチウム式なら一本だけなので交換が楽ですし、充電するときも楽です。エネループみたいにどれをセットで使っているか、管理しておく必要もありません。なので、個人的にクリップオンストロボもそろそろ新しくなってほしいなあと感じています。

ワイヤレストランスミッター「WT-6」も開発発表されてましたが、特にそちらについては感想はございません。D5にもWi-fiつかないのかね、と予想するくらいです。

最後に、僕がメインで使っているNikon Dfですが、D4のセンサーを使ったこのカメラはD4とD4sの切り替わる時期に発売されていました。D5が出るタイミングでDfのD4sのセンサーを使った後継機種が出るのか、注目です。Dfは息の長いカメラになってほしいので出るとしてもさらに4年後、東京オリンピックのタイミングを希望しております。多分、東京オリンピック直前の2019年終わり頃からは新しいカメラがたくさん発売されると思うので。

2015-11-18 | カテゴリー カメラ | タグ

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