デジタルカメラを分解すると、新しい世界だった
先日、デストロイされてレンズユニットが不調になったXQ1ですが、修理代が買うのと同じくらいかかるとのことで、直ったらもうけもん、くらいの気持ちで分解することにしました。症状としては電源を入れるとレンズが繰り出す時に何かひっかかる感じがして「電源を入れ直してください」と表示がでます。これは間違いなくレンズユニットのトラブルです。そういうわけで、Amazonで分解用のドライバーを買いました。1000円しませんでした。先がプラスでもマイナスでもなく、テトラポットのような三角形になっています。Y型ドライバーというようです、まんまですね。
で、いろいろ省略してネジを全部取ってぐりぐりやってレンズユニットだけ取り外したところです。リボンケーブルがぐりぐりやってる時にとれましたが、ツメで固定する感じだったのでここは問題なしです。とにかく、ネジが多いのでどれがどれだかわからなくならないように、慎重にやります。僕はいちいち写真を撮りました。
さらにレンズユニットを割ったところ。撮像素子とレンズ部分がむき出しです。ここで、一番後ろのレンズがずれていたのがわかりました。で、ずれていたのをさっと手で戻して手術終了。スムーズにレンズが繰り出すようになりました。せっかくの機会なのでしばらくデジカメの内部にみとれていました。基盤と基盤がつながっている中身をみているとデジカメが本当にデジタルで、デジタルでデジカメなんだなあとわかりました。
あとはリボンケーブルを接続してネジを止めていったら元どおりです。このリボンケーブルがギリギリの長さになっていて、かなり時間をとられました。ネジを完全に戻す前にケーブルだけ接続した段階で電源を入れてみます。パソコンの自作でもおなじみの儀式ですね。しかし、なぜだか理由はわかりませんが、電源入りませんでした。うんともすんともぎゃふんとも言わず。「手術自体は成功です、しかし、残念ながら…」という状況でしょうか。急いで直す必要もなく、時間が経って悪化するものでもないので、ちょっと置いてみることにしました。ファミコンみたいに叩いて直ればよいのに、と思いました。
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