僕が思うカメラマンにもっとも必要なもの
明日の撮影の準備が終わりました。カメラバッグがパンパンです。いつぞやに書いたマイ三元に単玉、予備としてのクリップオン2台。しかし、これは明日の機材のほんの一部。これに三脚、ストロボ2灯、ライトスタンド、予備カメラ…云々を別のバッグに用意しています。あとPASMOも忘れてはいけませんね。相当な機材にも思われますが、僕としてはまあ、こんなものか、という感じです。カメラマンたるもの、撮影中に何があっても撮り切るのが役目です。
例えば、撮影中にカメラが急に壊れたとして、「カメラ壊れたんで続きはまた後日にしましょう」と言ってわかりました、と言ってくれるクライアントはまずいないでしょう。クライアントの立場からすれば、突然自分の関与できない理由で撮影が中止されるわけですからたまったものではありませんね。また、撮影中にカメラが壊れたので撮影ができなかった、賠償金を払え、とメーカーに文句を言ってもまず取り合ってくれないでしょう。そんなわけで予備のカメラは必須です。レンズも、できれば同じレンズを2本ずつあれば文句ないのですが、まあ、そこは焦点距離の近いレンズでカバーしましょう。単玉とズームを両方用意しておくのも、理由のひとつはこのためです。
ここまで書けばわかるでしょう。カメラマンに必要なのは前準備です。うまく撮るのは二の次、むしろうまく撮るのは当たり前ですから。あとは初めての場所であれば交通経路も入念に調べておきます。僕は、あまり公共交通機関を信用しないことにして、事故などで動かない場合も想定した上で別ルートも調べておくことにしています。
そして、もうひとつ、いや、一番と言っても過言ではない、カメラマンにとって大事なのが、「筋肉」です。重い機材を現場まで運ぶ筋肉。これですね。撮影前の移動で体力を失っては元も子もありません。そして撮影現場で長時間カメラを持ち続ける筋肉。世の中の軟弱なミラーレス派はフルサイズの一眼レフは重いから、という理由で嫌厭している面もあるようですが、そんなものは笑い飛ばすくらいの筋肉が現場では必要とされています。日々の筋トレを欠かさず、立派な上腕二頭筋を手に入れた上でフルサイズにF2.8通しのズームをつけて振り回しましょう。なんでしたらストロボ用のウェイトをさらにつけますが、いかがでしょうか、とクライアントに尋ねるくらいの気概があるとなおよいです。
健全な撮影は健全な筋肉によってのみ成し遂げられます。
なお、重い機材はだいたいが高価ですが、思い切って買ってしまうことでダンベル代わりにもなるのでオススメです。
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