写真用の紙は種類がすくない

July_19__2013_at_1226AM

こないだまでの展示でも一部使用したのですが、ピクトランの局紙という紙が気に入りました。表面の光沢感が絶妙で、光沢用紙でもなく、かといってマット用紙でもない感じです。ちょっと角度をつけると粗い光沢が見えますが、正面からはマットに見えます。そのテクスチュアがいいです。額に入れたりしたらどうなるのか、と気になるところはあります。ところでこの紙、なかなかくせ者で、どういった設定をすればいいかとても不明です。箱についていた説明書ではEPSONのプリンタ設定は「写真用紙 他」のみ。困ります。僕はEPSON 5Vを使用していますが、これはフォトブラックとマットブラックの2種類の黒インクを使い分ける仕様。光沢なのか、マットなのか判明しづらいこの紙にはどちらのインクがいいのか、とかその他設定とか、全く不明で、インターネットの海においてももデータが見つかりませんでした。とりあえず、展示までしたのでその経験からでは「フォトブラック」「写真用紙」の設定でまずはOKでした。5Vは写真用紙の設定の中でもさらに詳しく紙を選べるのですが、普通の写真用紙で問題はなさそうでした。もしかしたら絹目調のほうがよいのかもしれませんし、意外に写真用紙クリスピア(高光沢)の設定でもいけるのかもしれません。紙が安くないのでそこまで試してません。また、同じくピクトランからデジタルバライタ紙がラインナップされていますが、そちらは局紙よりも紙自体が白い印象。ついでに、転倒サンプルを見た感じでは局紙と諧調に若干の違いが見られました。局紙でも十分よいのですが、今度使ってみたい紙の候補です。

今回の展示では竹尾のIJリーブルという写真用紙も使いました。メインでした。この紙はインターネットでしか注文できませんが、両面に写真が印刷できて、かつそこそこ厚みがあるので製本向きです。紙がマットなのでこちらはマットブラックでマット紙で設定。かなり印刷が安定していてプリントをかけたまま放置しておけるくらい信頼がありました。断裁の注文もわかりやすいサイトの見せ方になっています。

その他にもトレーシングペーパーなど数種類の紙を印刷で使ったのですが、なかなか思うような紙を探し出すのは難しいです。さらに両面印刷可のものは種類が少なく、自分の手と足で見つけて行く必要があります。家電量販店で売っているプリンタ用紙を見て終わるのでなく、竹尾のような紙屋さんでこれ、というものを選び出せる買い物上手になりたいものです。写真用の用紙ではなくてもよい出力結果になる可能性もあるでしょうし。とはいえ、見本貼、平日しかやってないんですよね…

2013-07-19 | カテゴリー 写真 | タグ

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